少年ジャンプ・ジャンププラスのマンガについてのいろいろ

Posted at 23/03/04

3月4日(土)晴れ

今日はいい天気だが、冷え込みは昨日ほどではない。最低気温はマイナス3.6度。この辺の1・2度の違いは割と暖かさの違いとして感じる。でも急に15度くらいまで上がっても何度なのかはよくわからないのだよな。まあ時期的に寒さソムリエみたいな感じになってるのかもしれない。頼んでいた灯油の配達が昨日来てくれたようで、助かった。

昨日は午前中に母を病院に連れて行った後、ツタヤへ行ってマンガを買った。昨日はジャンプコミックスの発売日だったのだが、ジャンプ本体よりもジャンププラスの作品を買うことが増えている。昨日もジャンプ本体としては「ONE PIECE」105巻、「ブラッククローバー」34巻、「呪術廻戦」22巻、「あかね噺」5巻の4冊なのだが、ジャンププラスの方は「あやかしトライアングル」13巻(少し前にジャンプ+に移動した)、「忘却バッテリー」15巻、「怪獣8号」9巻、「ダンダダン」9巻、「カメリアのカーテン」4・5巻、「正反対の君と僕」3巻、「不治の病は不死の病」2巻、「幼稚園WARS」1巻の九冊。連載終了の「カメリアのカーテン」の二冊が入ったとはいえ、ジャンププラスの勢いもすごいし、私もつい買ってしまう。

ONE PIECE 105 (ジャンプコミックス)
尾田 栄一郎
集英社
2023-03-03



ジャンプ連載にしても、「ONE PIECE」は去年の「FILM RED」の成功もあって再びノリに乗っている感じになってきてるし、「ブラッククローバー」「呪術廻戦」も一時期休載などがあって疲れが溜まっている感じになっていたがペースを取り戻した感じ。また「あかね噺」は今一番乗ってる新しい作品という感じで、古典芸能をテーマにした作品がジャンプで売れるというのはやはり嬉しい。映画・演劇を扱った「アクタージュ」があのような形で連載終了になってしまったのはいまだに残念なのだが、「あかね噺」は「寄せ芸人伝」や「昭和元禄落語心中」と並ぶような、ジャンプマンガとしての落語マンガになってくれるといいなと思う。

ジャンププラスのマンガはみんな一芸入試というか、「この作品はこの味に関しては独走!」みたいな特徴のある作品が多くてその辺はとても面白い。ジャンプの作品に比べてより作家性がある、ということなのか、それぞれの工夫がうまく行っているということなのか、それはここのケースによって違うとは思うのだが、「ジャンプマンガの公式」みたいなものには当てはまらないけどでもなんというかジャンプの魂みたいなものが生きてる感じがあったり、インディーズ作品から正式連載を勝ち取ったり、とにかく勢いのある作品が多い。

逆に、技術的に優れているなと思ったりちょっと洒落てるなという感じの「センスがいいけど勢いはもう一息」みたいな作品は、残念ながら淘汰されていく感じはある。ジャンプは以前から「アンケート至上主義」みたいに言われているが、ジャンプラは掲載時から「その日公開された作品の順位」がつけられているので、最初から過酷な競争の中にあるという感じはある。ただ、ウェブ連載の利点というのもあり、ジャンプ本誌で隔週連載とかは今のところ難しそうだが、ジャンププラスでは軌道に乗ってきた作品はかなりの作品が隔週連載になっていて、また休載の際のイラストのみの掲載とか短い番外編とかが返ってウリになっている場合さえあり、うまく回転しているなと思う。


毎週土曜日に更新を楽しみにしているのが「2.5次元の誘惑(リリサ)」なのだが、昨夜は少し夜更かししてしまったので12時とともに更新された最新話を読んで、例によってとても面白かった。それでコメントを投稿したのだが、今朝見てみたら8時48分の時点で114もいいねをもらっていてちょっと嬉しかった。「にごリリ」は12時のスタート時点では4位くらいにされてたけど、今朝起きた見たらコメント数は圧倒的に一位を独走していたし、閲覧数でもナルトのスピンオフより上で安定した一位を獲得していた。

この作品はセンスの面でも素晴らしいし、なんというか内容自体が何度か書いているけど深い。また絵も上手いし常に勢いを感じる。全て一人で描いているらしく流石にある時点から隔週連載になったが休載回でもイラストは楽しみだし、それによって「忘れられない」ようになっていて、このシステムはよくできているなと思う。


もちろん順位は自分の好みとか判断とかとは一致しないことはよくあって、「タテの国」や読切の「さいごの宇宙船」では人気が高かった田中空さんの「ドラゴンの子」の順位があまり伸びていなくて残念だったりはするのだが、いろいろなアヤはあったりするのだろうけどなんというかこの作者さんは諸星大二郎さん的に生き残っていくのではないかと思ったり、いろいろ想像させられる。

あー、また一度思う存分マンガのことも書いてみたいなと思うが、時間的な余裕ということもあるので早いうちにテーマとして温めておきたいなと思う。

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by Luke Peterson

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