保守の考える「おおやけ」と左派の考える「新しい公共」

Posted at 23/01/27

1月27日(金)曇り

今朝は昨夜からどうも思考が煮詰まっていて、変なところを堂々巡りしている。今朝の最低気温はマイナス3.5度で昨日の朝よりはだいぶマシなのだが、今日の天気はずっと曇りで午後から雪の予想で、最高気温の予想も0度なので、なかなかパッとしない感じになっている。

昨日は月末にやるべきことを大体片付けたのでそういう意味では余裕はなくはないのだが、考えてもなかなか出口が見えない課題があって気持ちがクサクサする感じがある。それに加えてこの天気ということもあり、全くなんとかしてほしい。

日本の政治をめぐる話を読んでいると、保守というのは要は現状維持、という感じであとは国防にしろなんにしろ現実的に必要なことはやるべき、という感じの考え方なのだが、「保守思想」ということになるともう少し踏み込んでいく。というのは、思想は思想であることで、ある種の理想を持つからで、保守が単なる現実主義とは違うところがあるとすればそのところなのだろう。昨日書いた先崎さんの文章でも、「個と公」の部分にやはり思想は出てきている。

最近よく出てきている「新しい公共」という考え方は住民自治やNPOがそうした公共を担っていくという方向性でこの辺りからNPOや一般社団法人等の役割や権限の拡大が出てきたのではないかと思うが、最近のコラボ問題に現れているように、様々な問題があるように思われる。

保守と左派の考え方の違いは、「公」というものを歴史的に存在した「おおやけ」の延長線上に考えるのか、設計主義的な理念によって新しく構築するものと考えるのかの違いということになるだろう。私は設計主義的な理想主義というもの自体に疑問を持っているので伝統を踏まえない公のスクラップアンドビルドには強い違和感を持つのだけれども、官民連携などにおいても今はそういう方向性が強くなっているのでいろいろと疑問を持っている、ということだけ書いておこうと思う。

時間がないので今日はこの辺りで。

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