コロナの拡大と世間の意識低下に振り回された一年/「自分を守る」「自分を大切にする」ことの大切さ(1)
Posted at 22/12/29 PermaLink» Tweet
12月29日(木)晴れ
昨日もなんだかバタバタしてしまったが、朝銀行に書類を出しに行ってその足で母を迎えに行き病院に連れていったのだが、思ったより時間がかかって戻ったのはお昼過ぎだった。母の付き添いをしているときからそうだったのだがどうも調子がおかしくて帰ってきてなんとか食事をしたが自分がどう調子が悪いのかがうまく掴めなくてしばらく調子を整えようと横になったりしていた。
今考えてみると母を病院に連れていくのも昨日のその時が今年最後だったので、ようやく一つ肩の荷が降りたというかほんっとしたというか安心したというかがある一方で疲れがどっと出てきたということでもあったのかなと思う。去年一昨年に比べて今年はコロナ感染が広範囲に広まる一方で世間の空気はもうコロナなど忘れたような感じもあり、医療機関や福祉施設などは孤立して応援が少ないという事態になっている感じはする。当然福祉施設に家族を入居させている人たちにとっても普段通りの行動が必要になる一方で家族とは隔離されてしまうし病院へ連れていく対応なども気を使うようになり、また施設内でさらに不自由になる家族の心配をいろいろすることになって、今年は正直本当に疲れた。ただこれは関わっている人以外には伝わりにくいことだろうなと思うし、自分にとっても今年は本当に大変だったなと思うのだが、そういう思いをしている多くの人たちに今年は疲れたね、本当にお疲れさまと言いたい気持ちがある。
実際のところ、中国で感染爆発が起こっていて、イタリアに到着した中国からの便の半数以上が陽性反応が出たとかすごい話がたくさん出ているし、日本でも1日の死者数が過去最大になるなど対策はこのままでいいのかというか、要は医療機関や福祉施設に全ての皺寄せを押し付けているような対応になっている現状をもっとどうにかしてもらいたいという感じはあるのだが、ここ3年間国民全体が我慢してきたことを考えると無理も言えないという感じはあるのだが、その人が社会の中でどのあたりの場所で動いているかによって感じ方は異なり、国民全体のコンセンサスを取るのが難しいのが現状なんだろうなと思う。こういう状態の時に発信力の低い岸田さんが総理大臣だというのもなかなか厳しいものがある。安倍さんや菅さんの対応がベストだったかどうかはまだわからないにしても、できることをしていこうとしている感じは伝わってきた。岸田さんにはそれが感じられないのがやはり統治者としての資質のようなものが問われる部分があるように思う。
***
昨日も仕事を終えて食事をしてから沈没するように寝入ってしまったのだが、3時ごろ脚が攣って目が覚めた。ここのところ夜中に脚が攣るという現象は起こらなくなっていたのだが、どうもこれはちゃんと深く眠らないと起こらないらしいということがわかってきた。最近は寝ていても緊張が強くてあまり深く眠れない時がほとんどなので、ある意味身体の疲れが解放されてそういうことが起こるのだろうという気がする。正しくはよくわからないけど。以前はこれが起こると困るなと思っていたが、今朝は起きたからなんかちょっと安心したところがあり、割とまともに眠れたんだなと少し嬉しかった。これは入浴して温めると治ることが多いので、風呂に入って風呂の中で体を動かしていたら割とすんなりと治った。
入浴後は再度布団に入って色々考えていたのだが、昨夜は寝る時にいつもは一つだけつけているストーブを二つつけたまま寝てしまったから室内の気温がかなり高かったということがあり、また毛布を多めにかけて寝たのでよく暖まったということがよく休めた理由かなと思う。若い頃は暖房などつけずにぐっすり寝て朝凍えるように寒くて起きる、みたいなことも普通にやっていたが、今はそれだとちゃんと眠れないので暖房はしっかりして寝るようにしているのだけど、なんだかんだ言ってその辺が足りなかったのかなと思った。
いろいろなことで大変だなと自分で思いつつやってはいて、でも父が亡くなり勤めていた人が辞め母が施設に入ってそれまで分担でやっていた仕事が全部自分でやらなければならなくなってもう数年になるのだけど、先に書いたコロナ禍のこともあり今年は本当に大変だった。もともとさまざまなことを基本的に全てワンオペでやること自体が大変なのだけど、ここ数年はなんとか回していたけれどもやはり自分の中でのモチベーションの低下は如何ともし難いものがあり、特に今年は状況の大変さも相まって流石にこのままではまずいという感じが年末に来て特に高まっていたなと思う。
ようやく昨日母の通院が今年最後になったので気持ちとしてようやく息ができるようになった感じはあるのだけど、なんというか自分の余裕のなさのせいでさまざまな対応がちゃんとできていないと感じることが多く、ちょっとまずいなと思っていた。
なぜそうなるのかを考えていて、つまり余裕のなさが限界に達することで自分が観念的以前の生理的な防衛反応が起こって強い行動を起こしてしまうところがあるのだろうと思った。つまり簡単に言えば自分を守ろうという無意識が強く働いているということではないかと思う。
まあそういうことを考えていると「守り」より大事なのは「受け」だよな、みたいなことを考えたりしたのだが、「受け」というものもある種の余裕がなければできないよな、と思い、つまりは「受け」さえできないような余裕のなさ、つまりは追い詰められ方だから生理的な防衛反応が起こり、それは時として人に対して攻撃的になるから、そこが良くないのだなと思った。
しかし余裕がないから無意識の「守り」が起こるわけだから、それを起こさないためにはとりあえずは意識的な「守り」を行う必要があるなと思った。
つまり今、大事なのは「自分を守る」「自分を大切にする」ということが大切であり、重要であるということで、そのことを意識することが大事だということなのだろう。
正直、普段の生活の中で「自分を守ること」は忘れがちだ。また「自分を大切にする」ということも後に回しがちになる。しかしそういうことを続けていると、追い詰められやすくなるし、余裕がなくなる。これは普段から意識してできている人もいると思うのだが、私などはついそうなる傾向が強い。少なくともまずそういう傾向があるということは自覚しておかないと、可能と無理の線引きをうまく引けなくなる。
自分を守るためにはまず自分がビビッドな心の動きを確保しておくことが必要なわけで、そのためには「自分のやりたいこと」をやることが大事で、それが自分が自分を大切にするということなのだと思う。
自分を責め立てて余裕を失くさせるのは必ずしも他人や周りの悪意だけではなく、自分自身の自分に対する強い要求のようなものが自分を追い詰めることは少なくない。自分に厳しいことは必要なこともあるが、余裕のない時に必要以上にそれをするべきではない。
特に「真面目」と言われる人は無自覚に自分に厳しくなるので、自分による自分への攻撃が始まったなと感じられるセンサーのようなものが必要だと思うし、ある意味定期的に自分の意識を点検して、「自分を守ろうとしているか」「自分を大切にしているか」を問いかけていくことは大切なのではないかと思った。
続きますが、長くなったのでこのエントリはここまでで。
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