対面で友人と話す楽しさ/北朝鮮は何を狙っているのか/「静かな活気」のある街を歩く楽しさ

Posted at 22/10/05

10月5日(水)雨

昨日は昔の友達が近くに来たので会おうということになり、美術館のレストランに行ってみたら休館だったので急遽知っている料亭に電話してお昼の席を作ってもらった。まあ結果的には、ゆっくり話ができてよかったかもしれない。昼食後、自宅の方に寄ってもらったのだがすぐ出るかと思ったら結局話し込んでしまい、私の方がギリギリの時間になった。昔の友達ともなかなか会う機会がないのでたまに会うといくらでも話をするのだが、話す内容は体調だとか介護だとかそういう話が増えるのだが、話すノリは40年前と同じでペラペラよくしゃべったなと思う。こういうのはなかなかオンラインでは難しい。演劇時代の友達ということもあり、私などは唾を飛ばしながら身振り手振りで喋るので、対面でないとなかなか会話欲を満たしにくいというところはある。久々に「友人」と話ができてよかったなと思う。

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昨日は北朝鮮が射程の長いミサイルを発射し、日本列島を超えて飛んでいったということでJアラートがなったということで夜のニュースなどでもかなり取り上げられていて、報道ステーションでも小泉悠さんがロシアのことでないのに呼ばれていたのだが、もうひと方の話を聞いても北朝鮮の狙いは「アメリカとの会話を求めて」というのが直接の動機ではなく、アメリカに脅威を与えるような核ミサイルシステムの構築というのが狙いなんだろうなと思った。

いくつかの射程のミサイルは沖縄を狙うもの、グアムを狙うもの、ハワイを狙うもの、米本土を狙うものと目的意識がはっきりしていて、昨日のものはグアムに届くものだったとのこと。あとは核実験を行いたいところだが中国が北朝鮮に対しミサイルはともかく核実験には明確に反対しているということで、中国との関係を大事にしたい間はやりにくいだろうとのことだった。北朝鮮が核実験を繰り返したのは、金正恩が習近平と初会談の前だったとのこと。

話を総合すると北朝鮮が目指しているのは対米抑止力ということ、核による敵(アメリカ)基地攻撃能力を持っていると示すことで体制の安定を図るということなのかなと思うが、最終的な狙いがあまりよくわからない。最近金正恩は「新冷戦」と言い始めているらしく、これは中露のブロックに北朝鮮も参加しアメリカと対抗するということを意味しているようだけど、これも実態としてどういうニュアンスなのかがあまりよくわからない。スパイや政治工作員による韓国や日本国内での懐柔工作は引き続き進めていると思うが、朝鮮半島の武力統一という目標はまだ放棄していないのか、それは中国の台湾統一との連動はあるのかなど、わからないところは多い。

ただ少なくともロシアによる旧ロシア帝国領土回収戦争みたいなものとの連動はなさそうだが、アメリカがウクライナ問題に集中しているからこっちに手を出してこないだろうという感じでミサイルをボンボン撃っている感じはする。アメリカによる北朝鮮の領土保全と体制保証が欲しいことは確かだと思うが、それだけで満足なのかもよくわからない。まあいろいろ考えているがやれることは限られているのでやれることをやっているという感じなのだろうな、北朝鮮は。

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昨日も友人と話して改めて思ったのだが、少し前に東京に行った時に千駄木から根津まで歩いて、その途中にある往来堂で本を見て帰ったのだが、その散歩がすごく楽しかったのはなぜかというと、若い人たちがたくさん歩いているということと若い人たちがよくワケのわからないいろいろな店、いろいろな商売をやっていて、こういうのは田舎だと成り立たないよな、みたいなものがたくさんあるなあ、というのを見ているのが楽しかったのだなと思った。

若い人、特に若い男性がいろいろ自分のやりたいことを商売にしようとしていろいろ工夫して店を出したりしてるのは見ていると本当に面白い。女性でももちろんそうなんだろうけど、男性の店の方がこれはこういうふうに考えたんだろうなあというのが想像しやすいので多分楽しいんだろう。若い人が多いとそういう工夫はたくさんあり、そして街に歩く人たち、散歩する人たちがたくさん来て、賑わってる感じが出る。

まあつまりそれが「活気がある」ということなんだと思うが、「活気がある」街を歩くというのはそれだけで自分も楽しくなり、前向きになり、元気になるというところがあるんだろうなと思う。活気があるというとアメ横とかおじさんの威勢のいい掛け声が響くところと思いがちだけど、そうではなくてそういう工夫やアイデアが感じられるような「静かな活気」みたいなものもあるわけで、そういうものに触れると元気が出るということはあるんだなと思ったのだった。


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