「推しの子」アニメ化!/鉄仮面とダルタニャン/「鎌倉殿の13人」:善児が育てた孤児

Posted at 22/06/10

6月10日(金)雨時々曇り

雨が降ったり止んだりの梅雨っぽい天気。なんというか気の晴れないことが多いのだが、ヤンジャン連載の「推しの子」のアニメ化が発表されて、ちょっと盛り上がった。詳細はまだほとんどわからないが、アニメ化記念で原作者の赤坂アカさんと横槍メンゴさんの対談などが公開されているので、時間のある時に読んでおきたいと思う。


今日はリアルがいろいろあって頭のリソースがそちらの方に取られているのであまり書くことの手持ちがないのだが、ちょっとだけ書いておくと「ルイ14世の世紀」の25章を読んでいて、二つほどへーっと思ったことがあった。

ルイ十四世の世紀 (1) (岩波文庫 赤 518-3)
ヴォルテール
岩波書店
1958-05-26



一つは「仮面を被せられた不思議な囚人」の話。つまりこれは「鉄仮面」のことなわけだが、こういう囚人が実在したということ自体を知らなかった。ヴォルテールが書いているのは聞き書きなので基本的には事実だと思うし、デュマの小説はもちろんフィクションなのだが、中身が「王の双子」ではないにしても、そういう不思議な人物がいたということはへえっと思う。

もう一つはマザラン時代の財務大臣だったニコラ・フーケがライバルだったコルベールに憎まれ、またルイ14世の不興を買って、失脚する際、逮捕されたのが銃士隊の隊長・ダルタニャンだったという話。これはフーケをWikipediaで調べて知ったのだが、アトス・アラミス・ポルトスの存在はフィクションのようだが、ダルタニャンは実在したというのは面白いと思った。この辺り、デュマの虚構の元になった史実と、それがフランス人たちにどのように解釈され物語につながっていったのかというところはフランス人にとってはきっととても面白いのだろうなという気がする。

あとは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第7期キャスト発表が3日間かけて行われているのだが、山寺宏一さんが大僧正・慈円の役を演じるというのも話題になったけれども、一番タイムラインを賑わしたのが「視聴者が一番恐れているキャラクターである善児」が「育てた孤児」という役の女性が出てくるという話で、これは意表をついた物語の流れが生まれそうで興味深いと思った。


自分の中から出てきた話ではないのであれだが、エンタメ界でいろいろ世界は動いているなと思った。

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