ウクライナ情勢:ドンバス・マリウポリ・ヘルソン・オデッサ・沿ドニエストル
Posted at 22/04/28 PermaLink» Tweet
4月28日(木)曇り
なんとなくはっきりしない天気。今日は降らないということのようだけど、朝は結構気温は下がっていて、ストーブをつけたり消したりしている感じ。池のあたりをちょっといじったり草刈りもしないとなあと思ったり、いろいろやることは多いというか、気になることがいろいろ出てくるというか。どちらにしても一人ではやりきれない範囲のことをもともとやっているので、余裕がない時はもともと諦めているのだけど、余裕が出てくるとあれもやらないと、これもやらないとになって返ってパンクしそうな感じがあり、状況と自分の感受性のコントロールみたいなことが重要な感じになってくる。
そういうことは自分の収入やらキャリア(というかやりたいこと)とはまた別のことなので、本当はそういう方にあまり労力を割きたくはないのだが、一人、つまりワンオペというものはなんでも自分にかかってくるので、なるべく触れないようにするという判断も時には必要になっていて、その辺の匙加減が難しい。とりあえずはあまり手を広げすぎないように注意することが大事なんだろうなと思う。
社会的には知床遊覧船の問題などいろいろ出てきてはいるが、個人的に気になるのはやはりウクライナ情勢だ。
国連事務総長がロシアを訪問し、マリウポリからの一般市民の避難について国連の関与をプーチンに認めさせたということだが、まだ具体的には動いていないようだ。ゼレンスキー大統領としては国連が動くならばはっきりとロシアを非難してほしいということなのだろうけど、そうなっていないのは国連が常任理事国ロシアに配慮せざるを得ない実態があり、それゆえに「一般人の避難」くらいしか役割を果たせないという実感を持っているということなのだろうなとは思う。少なくともそれくらいは実現してほしいなとは思うが、「国連は役に立たない」というのをまた証明した感があっていろいろ残念だ。
ロシア軍は東部で攻勢を強めているようだが、あまり目覚ましい戦果も上がっていないようには見える。逐一追っているわけではないので見落としているところもあるだろうけど、ドンバスも5月9日までの完全制圧は無理だろう。砲兵戦は激しくなっているようなので、アメリカの供与した榴弾砲などが早期に最前線に供給され、砲撃で圧倒できるような状況を作る必要があるのではないかと思われる。
南部ではヘルソンで5月9日に独立宣言がなされるのではないかという話がある。占領地域であるヘルソンだがまだ抗議デモなどもあり、完全な恐怖政治が敷かれているわけではないようだ。ドンバスと違って住民の強制移住などの話も聞こえてこないし、この辺りの占領政策の違いのようなものも気になる。クリミアでの世論の動向などは全く聞こえてこないのだけど、クリミアで徴兵された兵がロシア軍に加わっているというようなことはあるのだろうか。
また東南部ではオデッサに上陸作戦が行われるのではないかとか、モルドバ国境のモルドバ側にある沿ドニエストルのロシア軍が偽旗作戦をやったりとか、陽動の動きがあるようだけど、これがヘルソンに対する兵力集中を防ぐためなのか、本気で黒海沿岸打通作戦をやるつもりなのかがよくわからない。
ただ、ロシアは「特別軍事作戦」という言い方を未だに続けていて、いわば「満洲事変・北支事変・支那事変」のようなものなわけだけど、5月9日を持って正式に宣戦布告をするという見方もあり、そうなると「真珠湾攻撃・マレー作戦」に匹敵するような華々しい戦果を挙げようとする可能性もあるかもしれない。通常兵力での戦果は状況から見て難しいから大規模弾道ミサイル攻撃のようなものを主要都市にやるかもしれない。ABC兵器を使うようなことはこの段階ではないとは思うが、プーチンが再度警告しているので全くなくもないとも思われる。
こちらは素人アカウントなので独自の取材先や情報源もなく、ネットやTwitterで流れてくるものを中心に判断しているだけなので、書いていてもむしろ「〜なのだろうか」みたいな感じにはなるのだけど、第一次世界大戦から100年経っても戦争とはこういうものなのだと思わされることが多く、ここのところやや情報が少なくなっている感じはあるのだけどこういう時こそが備えるべきことは多いようにも思うので、自分なりにいろいろ考えて考えたところを記して行き、また後で見直すよすがになるようにしておきたいと思う。
色々な意味で5月9日の旧ソ連による「対独戦勝記念日」が一つの鍵になるように思われる。77周年。古い妖怪がヨーロッパを彷徨っているような感じだが、共産主義を衣を被ったロシアのような何かの妖怪が、その衣を脱ぎ捨てて大地を蹂躙しているのだよなと思ったり。
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