イスラエル首相とプーチン大統領の会談/セルビアでロシア支持デモ/TikTokで発信されるロシアのプロパガンダ
Posted at 22/03/06 PermaLink» Tweet
3月6日(日)晴れ
今日は晴れているが風が強くて、昨日よりも寒い。木・金と夜あまり眠れず4時間睡眠くらいで起きてしまった。今朝は6時間少しは寝たのだがどうも疲れが溜まっていたようで、朝は起きていろいろやっていたのだけどワンピースのアニメを9時半から10時まで見た後、うたた寝をしてしまって起きたらもうお昼になっていた。午後もご飯を適当なものでやっつけたせいか腹具合もイマイチで、なんとなく調子が悪いままうだうだしていたらもう4時になっている。昨日までは今日は遠出をするつもりだったのだけど、この疲れ具合では無理だなと思い今日はゆっくりしようと思っていたのだけど、まあゆっくりはしているのだがあまりちゃんと何もできないというのも少し癪に触るところもある。
イスラエルのベネット首相がモスクワに飛び、プーチン大統領と会見したそうだが、その時にはハリコフ出身のエルキン住宅相が同席していたそうだ。イスラエルはロシアや東欧から来た移民が多いし、今なお各国にはユダヤ人が多く居住しているので、アメリカやイギリスとは別に独自の外交力を持っているところが外交プレイヤー能力が高いなと読んでいて思った。
議題はウクライナにおけるユダヤ系住民保護とイラン核合意の復活問題だったそうだが、イスラエルはロシア軍撤退を求める国連総会決議に賛成しているので、イラン核合意の復活に反対しているイスラエルとしてもロシアは早く矛を収めてほしいところなのだろうなと思う。ベネット首相はその後ゼレンスキー大統領とも会談(オンラインだろうか)したようなので、独自に仲介の労を取る意思があるのかはわからないが、どちらとも話し合える立場を維持しようという姿勢はあるのだろうと思う。
ウクライナはユダヤ人が7万人ほど住んでいるようだが、元々国をあげてユダヤ教に改宗したハザール王国の故地でもあり、ユダヤ教との関係は深いだろう。彼らといわゆるアシュケナージーム(東方ユダヤ人)の関係ははっきりしない(トルコ系のハザールに対しアシュケナージのイディッシュ語はドイツ語系の言語)が、やはり一番大きいのはゼレンスキー大統領自身がユダヤ人であることだろう。
プーチンはそのゼレンスキーを「ネオナチ」呼ばわりし、ユダヤ人がナチスに虐殺されたバビヤール峡谷の記念碑を空爆によって破壊したことなどから、ユダヤ人社会では世界的にロシア批判は高まりを見せているのだという。
ロシア外交プレイヤーや経済的に色々なものを支えている部分は多くあり、第二次世界大戦後の自由貿易の概念がそうした相互依存が戦争抑止力として働くというものだったわけなのだけど、逆にロシアのような大国が他国の主権を抹殺するような戦争を始めてしまうとその経済制裁の影響も巨大なものになり、日本でも大きな影響が出ることになるだろう。昨日ガソリンを入れに行ったけど、1リットルあたり170円を超えたのは久しぶりだなと思った。
https://www.afpbb.com/articles/-/3393476
一方で、同じように国連総会決議に賛成したセルビアでは、ロシア支持のデモが行われたそうだ。考えてみればセルビアはユーゴ内戦でNATOによる空爆を受けているし、独立を認めていないコソボの国連加盟をロシアは拒否権を行使して潰している。周りをNATO諸国に囲まれたセルビアでは心情的には今でもロシアへの支持は強いのだろう、と改めて思った。
https://twitter.com/davenewworld_2/status/1499711854985285632
また、ロシアの若者のインフルエンサーがTikTokでプロパガンダを行なっているそうで、その内容があまりに同一なので揶揄されているのだが、GAFAなどが次々にロシアでのサービスを打ち切っていく中で中国企業であるTikTokが今後はロシアのプロパガンダの中心になっていくのかもしれないなと思ったりした。中国はアメリカのウェブサービスをコピーして国内自前でネットを運営しているが、これは今のロシアのような立場になった時に国内を安定させ世界にアピールする上で強力な武器になり得るなと思った。TikTokのような成功した独自サービスまで出てきているわけだから、中国が強く非難されるような事態になった時にそのあたりがどう動くか。新しい時代が始まっているのだなと思う。
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