ポリコレと政治経済資源としての古代遺跡と中国スゴイと芸術の新しい可能性

Posted at 22/01/21

1月21日(金)晴れ

今朝はマイナス8度くらいまで下がった。さっき湖を見てきたら岸の方は凍っていたが沖の方はまだ黒い感じで、凍っていたとしても薄いのだろうなという感じだった。大寒の期間が続くけれども決定的な寒さはきていない感じ。生活の上ではありがたいが、御神渡りを待ち望む人たちには残念な感じだろう。

あまりものが読めないので今朝読んだ新聞からいくつか。地元紙なのだが、時事通信からの配信記事がいくつか面白いものがあった。

「香港映画は死んでいない」という記事では日本国内で開催された香港映画祭2021について。「厳しい表現の自由の制約を逆手にとれば映画の可能性を広げる作品が生まれるかもしれない」とのこと。まあ確かに、演劇も映画もそのようにして規制を逆手に取って発展してきたものではある。

エジプトのルクソールで3000年前の参道を修復してパレードが行われたと。観光業復活のためのイベントだそうだが、ギザでも「大エジプト博物館」の建設が進んでいるとのこと。大英博物館のエジプト展示以上のものが作れるかどうか。

中国では映画「長津湖」が歴代映画市場でトップの興行収入になったと。これは朝鮮戦争での中共義勇軍と国連軍の主体であるアメリカ軍との戦いを描いた国威発揚映画だという。この映画には史実に基づいていないという批判が相次いだが、当局は書き込みを削除し、正義の戦争と見なすことに疑問を呈したジャーナリストを「英雄侮辱罪」で逮捕したという。最近の中国の動向が集約されたような話だと思った。

トルコ南東部のユーフラテス上流域のアヤンヤル遺跡の発掘に東大・千葉工大などの研究者が参加するという。この近くのギヨクリテぺ遺跡では12000年前の石柱群が発見されて世界遺産になっているという。まあ人類最古の文明遺跡というのはこの辺りなんだろうなとは思うが、12000年前だとまだ氷河期が終わる前だと思うが、いろいろわかってくると面白いなと思う。

フランスのファッション誌「ELLE」が毛皮を扱った商品を掲載しないとのこと。それはもうずっと前からのことかと思っていたが、フランスでは初めてのことらしい。

西欧ではポリコレ、中国では中国すごい、中東では政治・経済資源としての古代遺跡、香港では新しい芸術の可能性と今日の世界情勢を圧縮したような地元紙の社会面の記事だった。

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by Luke Peterson

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