12月の移動性高気圧/自由であるための修行/デジタル化が可能にするものとできないもの

Posted at 21/12/07

12月7日(火)雨

昨日からあまりはっきりしない天気で、ちょっと職人さんが入っているのでなかなか仕事もやりづらそうで困るのだが、昨日はそんなはっきりした雨ではなく、高気圧のヘリに発生した南からの風が冷やされてできた雨雲という感じだった。今朝も気温が高く、5時半現在で6.6度もある。数日前はマイナス4度くらいだったから全然違う。

今朝の雨は南海上の近海に低気圧ができているので、少し本格的に降っているのだが、どうなるか。毎年11月から12月にかけてはだいたい天気がいいのだが、この時期に移動性高気圧があるということ自体がまあ温暖化ということなんだろうなあと思ったり。

整体関係の雑誌を見ていたら昔は自由であるとか内心の充実というようなことが話題になったが、今では手指の技術や経営の問題が話題になっている、利巧になるのも必要かもしれないが、内心の充実を図る機運が高まらなければいけない、というようなことが書いてあって、そうだなあと思った。

逆にいえば、自由であるとか内心の充実というのはその人の状態というよりもある意味修行によって実現していくべきテーマなのだということを改めて理解した。幼児の天真爛漫と大人の自由は違うわけで、その辺ちょっと見えにくくなっていたなと思う。

岸田首相の所信表明演説が行われたが、新自由主義からの脱却は地方の時代ということだ、と言っていて、ふうんと思って聞いていたが、実際の施策は高速度デジタル網の整備、みたいなことを言っていて、「デジタルが全てを解決する」みたいな発想はいかがなものかなという気がした。

アフリカで商人にぼったくられていた農民たちがアプリを使って市場価格を把握し、収入が3割増、多い人では3倍増になった、みたいな話をテレビで見て、アメリカの黒人たちがガーナに移住して事業を立ち上げたりしていて、そういう人たちが3000人に達しているとか言っていたけど、そういう前近代的な社会慣行・収奪構造みたいなものが残っているところではそういうものもかなり有効に機能する側面はあるなと思ったが、日本のような社会でデジタル化だけ進めたらなんでも解決できる、みたいなのはどうかと思う。

宏池会系の内閣は池田内閣は所得倍増政策・全国総合開発計画をやり切った感はあるが、次の大平内閣・宮沢内閣では政策を実現できないままに中途半端に終わっているので、岸田内閣には経済・社会政策を中心にじっくり取り組んでもらいたいのだが、デジタル以外の分野でももう少し根本的な対策を打ってもらえないものかとは思うのだが、まあこれからのこととして期待したいと思う。


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