ガソリンが高い/安倍政権の子供っぽさ/青木U平「ミワさんなりすます」が面白い
Posted at 21/10/23 PermaLink» Tweet
コロナ以来、人との会話が少なくなりがちだったのだが、昨日は仕事の話を含めてかなり人と会話をした印象があり、そのせいなのか割合今朝はよく眠れた。ただ、眠る前に少し冷えてしまったのか寝ているうちに足が攣ったので一度起きて入浴し、体を温めてから寝直した。最近は日の出が遅くなったこともあり、だいたい暗いうちに目が覚めるのだが、今朝はもう外は明るくなっていて、時計を見たら6時を過ぎていた。
最近忙しくてガソリンを入れに行く暇がなかったので車を運転して給油所へ行く。このところの値上がりで今朝はリッター162円。それでも便利なところにあるためか車が既にいっぱいになっていた。併設されたセブンイレブンで少し買い物などし、さらに運動公園上のデイリーまで行って雑誌を見て、一冊と朝のパンを買った。
朝の車はもう外に停めておくとかなり露がついているが、これがもう少し経つと霜になり、溶けるまで時間がかかるようになる。まだ冬ではない、秋が進んできている段階ではあるけど、そろそろ冬だなあと思う。洗濯機を回していても、真冬には水道管が凍結して水が出なくて早朝は洗濯できないようになるので、ああ、まだちゃんと水が出るなあなどと思う。
與那覇潤「平成史」読み進めているが、第二次安倍政権あたりになると私にも感覚的な割合明確な記憶が残っているので、自分が当時感じていたことと與那覇さんが感じていたことがかなり違う、一言で言えば「左翼リベラルの安倍嫌い」が滲み出た感じの記述になっているなあと感じる部分が多い。
ただ、言えるなあと思うのは、安倍政権の「子どもっぽさ」であり、先日の緊縮財務時間の憂国の言が掲載されて波紋を広げた文藝春秋11月号の與那覇さんの寄稿にも書いてあったリベラルな立場からの「日本の成熟」への願いにことごとく反するということで余計苛立ちがあるのだろうなとは思った。
私自身は第一次安倍内閣の「政権投げ出し」にかなり大きなショックを受けたので、たとえ評価する政治家でも期待しすぎないようにしようと思っているのだけど、「社会や政治の成熟」というのは自分自身の本来の意味での「保守」のスタンスからもありうべきこと、目指すべき方向ではあると思っているので、その点については共感できる部分があるなと思った。
たとえば自民党が左右(改革至上主義と保守回帰)両極端な候補者を選ばずより中庸を得た岸田新総裁を生出したことはある種の成熟を目指す方向性として正しかったと思う。野党のやっていることはメチャクチャなので、岸田首相がちゃんと総選挙に勝利してくれることが望ましいのだが、ここは国民の成熟度が図られるなとは思う。
安倍政権がやったことが全て正しいとは思わないけれども、金融的な手段で景気の回復を目指すこと自体は必要だったと思うし、消費税の値上げなどは行わず財政的な手段も使うべきだったとは思うので、そのあたりで功罪相半ばではあると思う。ただ民主党政権が継続していたらもっと大変なことになっただろうとは思うから、よりマシな状態ではあったのだと思う。
最近読んだマンガで面白いと思ったのがビッグコミックオリジナルに連載されている青木U平「ミワさんなりすます」だ。これは単行本で出ていたのを絵柄が江口寿史さんに似てるなと思ってジャケ買いしたのだが、思いがけず面白かった。ひょんなことから世界的な名優の八海崇の家政婦になりすましてしまった映画オタクで八海激推しの「ミワさん」が主人公なのだが、この話は何が面白いのかと思って考えてみると、
「セレブの世界にオタクが紛れ込んでしまったらどんな惨状が起こるのか」
というちょっとワクワクドキドキの設定に対し、
「オタクも案外戦えるんじゃね?」
みたいな話になっているのが面白いんだろうなと思った。
「家政婦になりすましてしまった自分の正体がいつバレるか」というハラハラドキドキととんでもない失敗やオタク的な暴走をしても受け止めてくれる八海の懐の広さみたいなものとそれへの感動とかも可笑しいのだが、割と王道のサスペンスギャグになっていると思う。これからの展開が楽しみだ。
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