週刊漫画Timesを読んでいる。

Posted at 21/07/16

週刊漫画Timesを読んでいる。


 

この雑誌を読み始めたのは、青木幸子「茶柱倶楽部」を横浜の有隣堂書店の地下で見かけて買ってみて、面白いから連載でも読んでみようと思ったのがきっかけなので、多分2014年ごろから読んでいると思う。その間にもだいぶ連載陣は変わったのだが、二つ続いているのが石井さだよし・星野茂樹「解体屋ゲン」と梶川卓郎「信長のシェフ」だ。宇治谷順・向後次雄「なみだ坂診療所」も長期連載だったが先日終わってしまったので、二つだけになっている。

解体屋ゲン 82巻
星野 茂樹
電書バト
2021-07-01

 

「解体屋ゲン」は元々爆破解体漫画(どういうジャンルだ)だったのだが、最近は日本の建築業界の問題点をリアルタイムに指摘し提案する感じの作品が多かったのだけど、先週今週と本来の爆破解体の「現在」みたいな感じになっていて、これも面白いなと思った。

ガズリング 1巻 (芳文社コミックス)
才谷ウメタロウ
芳文社
2014-08-29



読み始めた当時に面白いと思い単行本も買っていたのが才谷ウメタロウ「ガズリング」で、これは女子高校生バドミントン漫画だったのだが、才谷さんはこの作品の終了後は消防の話を経て「本日のバーガー」と食べ物漫画に行き、現在は同じジャンルで「パスタの流儀」を連載している。絵柄的に若い女子が主人公の漫画を描く人だと思っていたが、男が主人公の方が話に芯が通る感じもあり、どういう作家がどういう作品に向いているかというのはなかなか一筋縄ではいかないなあと思っている。

なみだ坂診療所 完全版22巻
向後次雄
Benjanet
2021-07-22

 

宇治谷順さんはアダルトな方面の作品を描いていた後藤圭介さんの作画で「第三内科外来の魔女」の連載を始めたが、これは「なみだ坂」の後継作品という感じだろうか。向後さんの絵柄と全く違うので最初は同じ原作者だと思わなかったのだけど、主人公の女医のタイプはある意味共通しているので、ああそういうことかと今週読んでいて納得した。

第三内科とは総合診療のことなんだな。前作が診療所の女医という何でも見るタイプの医師の話だったように、今回もいろいろな患者が訪れる話になるのだろうなと思う。


 

長い間単行本も買って読んでた作品としては板場広志「社畜と少女の1800日」があったのだが終わってしまったので、連載陣で今単行本を買っているのは村田椰融「妻、小学生になる」とusi「ブラック芸能事務所ですが何か?」の2作品だ。読み始めたきっかけの「茶柱倶楽部」もそうだけど、若者向けの作品でもなくアダルトな作品でもないあまり感情の起伏を伴わないで読める作品が多いのが安心感がある。

「進撃の巨人」や「【推しの子】」で感情をかき乱されたり色々考えさせられたりするのもいいが、こういう落ち着いた作品をゆっくり読むのもまたいい。

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