コロナ感染の拡大に関し、政府はもっときっちりと引き締めていくべき/「百万人の昏い目をした男たち」
Posted at 21/07/28 PermaLink» Tweet
しかしすごい勢いでコロナ感染が広がっているのにテレビの危機感は全く伝えられてなくて、本当に大変なことになりそうな感じがするのだけど、政府が無責任な感じがすごい。オリンピックをどうしてもやるのなら、せめて人々にはステイホームしてオリンピックを観戦しようともっと強く呼びかけるなどすればいいし、またせっかく緊急事態宣言を出しているのだから、酒類の提供を自粛するように要請するなどすればいいと思うのだけど、酒問屋に飲み屋さん達に圧力をかけるように指示した問題で転けたためか、そういうことで縛られているのかもしれないが、批判を受けようがここはきっちり締めるべきところで、その辺をルーズにするところが信用できないなと思う。
小池都知事も今まではそれなりに評価していたのだけど、三千人目前の感染者数が出たのに記者会見もしないなど、あまりに露骨に逃げる姿勢を見せていて、これはもうダメだなと思った。五輪を開催する中で再び引き締めるのは国民の理解を得られないと思っているのかもしれないが、そんなことはない。やるべきことはやるべきだと思う。
世の中にはいろいろな問題があるが、あまりストレートにはTwitterやnoteでは書かないようにはしているのだが(これでもかなり自制はしている)、本来はそういうことを書くよりももっと世界の広がりについて書いてみたいのだが、なかなかそこまでいかない。
自由に出かけられる時は目に見える世界でいろいろ起こることについて書くのは楽しいのだけど、今は本やネットに現れてくることが書くことの中心になることが多い。あとはいろいろなことが起こる中で自分が考えることなどが中心になってくる。
ここしばらくいろいろなものを読んで自分自身についていろいろ発見があった、特に昨日書いた「生きてるだけで、疲労困憊。」について、また小山田圭吾さんをめぐるサブカルや鬼畜系についての議論については、自分自身のことについて相当考えさせられた。
私は、少なくとも子供の世界というものは生存競争だと思っているということ、そしてそれを拡大して言えば、今我々が生きている世界も生存競争だということから目を逸らしてはいけないということでもあるのだけど、でもそれは我々全員がうまく生き残ることによって自分自身にとっても世界が暮らしやすい場所になるということでもあり、他者を蹴落とすことで自分が生きやすくなるわけではないということは知っておいた方がいいなと思っている、ということでもある。
サブカルや鬼畜系問題で言えば、私は70年代前半にすでに「宝島」とか大麻解禁論とかその系列の元祖のものに触れていたので、ネタとして面白がってはいたけどそういうものはやばいし自分には合わない、避けるべきものだという無意識ができていて、悪趣味系とかが流行った90年代前半には全くそういうものに対して無意識の拒否反応を持って対応していた、だからその辺りのものについて全く認識を持てないでいて、逆に方向感を失っていたのだということに思い当たった。
もう一つ気がついたのは、自分自身のことを善人だとは思っていないということ。むしろ正義が蔓延れば自分のようなものは討滅される可能性があるものだという無意識があって、正義を声高に叫ぶ人たちと完全には合流できないということ。これは右でも左でもそうなのだが、どちらのポジションにたっても彼らの善や正義にしっかり根を下ろした感覚を持つことはできないから、アイデンティティの問題で悩み続けるみたいなところがあるなあと思う。
自分のようなものは宗教とかを持った方が救われるのではないかという気はするところはあるのだが、どんな信仰を持ったところでいろいろ考えた結果おそらく異端の地位に追いやられてしまう気がする。
私が以前書いた詩に
百万人の昏い目をした男たちに僕は撲殺される
というのがあったことを思い出したが、この詩はその辺りの感覚について表現したものなのだなと今になって思う。
まあそんな私でもなんの間のと言って今のところは生き残れているのは全くありがたいことだと思うのだが。
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