ジャパン・アズ・ナンバーワン・アゲイン/方向性という考え方/人間の言語や鳥の言語
Posted at 21/05/24 PermaLink» Tweet
今朝は4時に目が覚めたのだが、布団を畳んだりしたあと久しぶりに新聞をちゃんと読んだ。うちでとっている新聞は地元紙で地元のニュースが多いのだが、一応全国紙に対応する内容も載っている。共同通信と時事通信から買っているのだろうと思う。
久しぶりに朝のうちにちゃんと読んでみたら結構面白くて、一面から16面まで結構ちゃんと読んだのだが、ネットで仕入れられるような種類でない情報がやはり新聞には載っているのだなと思う。また、自分のTwitterのタイムラインからではアクセスしないような種類の全国紙ニュースもあって、そういうのも面白いなと思った。
今朝の紙面では安倍・麻生・甘利の3氏が半導体議連を作ったというニュース。これ自体は21日のニュースだが、地方紙には今朝の新聞に掲載された例が多いようなので、通信社の配信なんだろうと思う。内容は甘利氏を会長に安倍・麻生両氏を最高顧問にして日本の半導体産業を再興していこうという議連だが、この三枝が集まったということで菅首相の背後にいる二階幹事長を牽制しようという動きだと解釈されているようで、自民党内の政局として観察する向きが多いようだ。
甘利氏は「Japan as No.1 againだ」と言っているといい、まあこの辺はトランプ前米大統領を意識して、トランプと仲が良かった安倍氏を持ち上げる雰囲気があるので、まあ反二階の仲間内の盛り上がり感は醸し出されているのだなと思う。
まあこんなきな臭いニュースについ惹かれてしまうのだが、地元の書店主がハイラインの「夏への扉」をお勧めしていたり地元の75歳男性が熱中症で搬送されていたり(私自身はそんなに暑いとは思わなかった)地元の神社が勧請される前の仮宮とされている祠の話とか、北陸トンネルが開通する前の敦賀ー今庄間の連続トンネルが登録有形文化財になっていて一部は自動車の通れる道として使用されているとか、へえっと思うような話が色々載っていて読みがいがあるなと思った。
昨夜はインドにいる友達から電話がかかってきて1時間ほど話したが、自分が芝居をやっていることの昔話とかで結構盛り上がって、20代の日々を50代から見るとこんな感じになるなあ、みたいなことを思ったりした。あとは、自分はずっと「方向性」というものを模索していたけれども、そういう考え方は自分にはあってないんじゃないかみたいな話をしたりして、こういう話は人と話すことによって相対化されるよなと改めて思ったりした。
昨日買ったのは田中克彦「ことばは国家を超える 日本語、ウラル・アルタイ語、ツラン主義」(ちくま新書)と「新説の日本史」(SB新書)の2冊。まだ後者は読んでいないが、前者は読み始めて結構面白い。ツラン主義ということばはあまりよく知らなかったが、ハンガリー・フィンランドの言語的孤立感からウラル・アルタイ語の研究が進み、その連帯を図る方向でツラン主義という考え方が出てきたことを恐らくは初めて知った。ウラルアルタイ語研究関連の文章は読んだことがないわけではないから、ツラン主義という言葉自体はおそらくどこかで読んでいると思うのだが、まとまった言説を読むのは多分初めてだと思う。色々と自分の持っていた視角とは違う方向からの知見があってとても興味深い。またある程度感想がまとまったら書いてみたいと思う。
昨日は日曜で良い天気だったが今日は薄曇りの月曜日。雨が降らないといいけれども。少し出かける予定があるのだが、土曜日の午前中のスーパーの混雑ぶりにおそれをなして日曜日はあまり積極的に出かけるのはよして(それでも書店に行くと本を買うのだよな)月曜に出かけることにしたのだが、まあできれば良い天気のほうがいい。
昨日は駐車場の草刈りなどしたのだが、草刈り気を使ったので少し右手の親指に負担がかかった感じがする。草もどんどん生えてくるし、虫もどんどん活動が活発になってくるので人間にとっては迷惑だが、彼らにとっては忙しい(?)日々なのだと思う。
擬人法を使ってみて思い出したが、昨日の「ダーウィンが来た!」の鳥の言語の話は面白かった。単語だけでなく文章を作ったり、嘘をついたりもしているという。もちろん人間のように言語が抽象化されているわけではないけれども、ちゃんとシニフィエ(意味内容)が鳥たち、シジュウカラやコガラなどの種を超えて共有されていて、それぞれのシニフィアン(表現)が種を超えて理解されているというのが面白いなと思った。
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