ブログ再開

そろそろブログを再開しようと思う。というか、別に休止していたわけではないのだが、少しいろいろ考えていたらなかなか書けない状態が続いていて、書けても短いものになっていた。

いろいろ考えてみたけれども、自分が文章で書ける範囲というのはそんなに広くないなと思う。自分が専門的に勉強した領域や、自分が仕事として関わってきた領域に関してはそれなりに世間の人よりは知っていると思うし、考えてきたと思うから、そういうことについては書ける。

また、自分が関わってきた表現活動も、それなりには思うところがあるし、また今集中的に読んでいるマンガについても、感想が中心になるにしても、思うことはいろいろあるので、その辺りについては書ける。

また世界情勢や日本の政治や経済の動き、社会的な内容などもそれなりに毎日いろいろ見聞きし、考えてはいるので、それらについても書くことはできる。

結局自分がそこにどれだけ主体的に関わってきたかということが、文章がそれについて書けるか否か、ということになるのだなと思う。

そうでない分野は、結局は勉強しないと書けない。

勉強するということは、とりあえずは本を読むということなのだが、本を読むという主体的な行動を通して考えたことや調べたことなどをまとめながら書評というよりは本を読みながら得たものについて書いていくことで自分が得たものを定着させていくということにしたいと思う。

当然ながら、本一冊読んで理解できることはその本で触れている内容にほぼ限定されるわけで、同じ事象についても違う捉え方もあるわけだから、その辺りについてはなるべく慎重にみていきたいが、それが最も容易に自分の知らない分野に迫れる方法だとは思う。

ただそれはリスクもあり、お笑いコンビの書いた統合失調症の体験談の様なものを読んで感動して感想を　FaceBookに書いたらリアルの精神科医の友人に特殊例を一般化するなと苦言を呈されたことがある。「体験談」というのは興味深いが、確かに個別の事例に過ぎないから、あまり一般化した議論は危険だということはそのときに感じた。

なかなか難しいことではあるが、やはり知見を広げていきたい分野はある。まずは読書を足がかりにして、世界をより広く、より深く知っていきたいと思う。