書く自分。スタンスとテーマ。

Posted at 20/09/10

文章というのは基本的に「書く自分」がいるわけで、「書く自分」のスタンスとかがうまく立てられないと文章を書くのは難しい。祖述に徹する場合でも「祖述に徹する」というスタンスはあるわけだから、何もないということはない。

書くということ、表現するということは、かなり自分に圧のかかる作業なので、とりあえず一定の気合は要るし、時間も体調も必要だということは、つまりはそれらの資源を使って物を生産しているということでもある。自分の考えを整理するために物を書くということはよくあることで、整理のために書いているうちに体力を使い切ってしまうということもあれば、書いているうちにちゃんと整理されてきて流れが良くなり、書くことに関してもその他の活動に関しても動きが良くなるということもある。もちろん後者が理想なわけだけど、いつでもそうなるとは限らない。

書くときに本当に自分の奥底まで降りて書けたなと思う時はなかなかないが、でもなくはない。時間がなかったり体力がなかったり頭の整理があまりにもできてなかったりしてなかなか掘れないことも多く、そうなると表面をちょっと触った、みたいな感じで終わるわけだが、そういうことが続くと鬱屈してくるし書く気力も減退してしまう。

以前は本当に書かずにはいられないという時期があり、その時は内容はともかくどんどん書くことが出てきてどんどん書いていたのだが、今はなかなかそうならない。書くことがないというよりも、自分の中の掘り方が良くわからないということなんだろうと思う。ふっと関連することを思いついて、ああこっちの方向に掘るとちょっと面白いことが書けるなと思うことがなかなか起こらなくなった。これは書いている量が絶対的に少ないからだろうととにかく毎日書こうとはしているのだが、それ自体がなかなかうまくできないまま時間切れになりがちだということもある。

だからこうやって、時々「書く」ということそのものをテーマにして書いてみると結構それなりに書くことはあるのだが、それだけでは流石に広がりがない。まあ問題はつまりテーマなんだろうな。

テーマ、お題というものは書きやすいテーマもあれば書きにくいテーマもある。書こうとしたらすぐ批判になってしまうテーマもある。

まあこの辺のところを手掛かりにもう少し考えてみるか。書けるテーマを持っておくことは大事だな、多分。

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