「たましいのレベルでの人との関わり」と「身体のレベルでの人との関わり」

Posted at 19/10/22

いろいろとまようこともあるのだが、昨日は夕方日本橋に出てから東京駅の方に歩き、丸善と八重洲ブックセンターを見て回った。

丸善ではこれというものに出会えなかったのだけど、八重洲ブックセンターで熊倉敬総「藝術2.0」(春秋社、2019)という本を買った。今見るとどうかと思う題名なのだが、中身の探究を立ち読みしていて何か心に引かれるものがあり、それがなんだかよくわからないのでとりあえず買ってみたという感じだ。

立ち読みして特に引かれたのは「OSとしてのアート」という言葉だったのだけど、それは言葉を変えて言えば生き方として、つまり信仰や信念としてのアートということなのか、ものの発想や整理、プロダクションの仕方としてアートでやってきたものを使うということなのか、まあOSなんて言う言葉を使うくらいだから後者なんだろうなとは思ったのだけど、座禅とかアズワンだとか河合隼雄の「中空構造」への言及があることとかを考えると前者の意味合いもあるのかなという感じはする。

ただ、自分がどうしてこの本に引かれたのかということを考えていて分かったのは、要するにこの人は「たましいのレベルでの人との関わり」について考えているということで、それがこういう技芸からある種のアート、心理学からスピリチュアルというか半信仰的な世界にまたがったところにそういうものを求めたい、そういうものを必要とする人たちがいるということで、それは私にもよくわかるので、そういう部分に引かれたんだろうなと思う。

私の経験としては、たましいのレベルでの人とのかかわりというのは創造活動を通じて起こることが多いから、まあそういうことなんだろうと思うし、私は演劇をやっていたから「身体のレベルでの人との関わり」についても考えるので、まあそんなこともあるんだろうと思う。

その辺のこと、またいろいろ考えることがあったら書いていきたい。

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