犬も歩けば棒に当たる/東京駅ラーメンストリート/図書館のレファレンスが面白い
Posted at 19/10/07 PermaLink» Tweet
犬も歩けば棒に当たるというけれども、ここのところ出かけた先で偶然にいろいろなものに出会ってへえっと思ったりすることがよくあるようになってきた。
昨日は夕方に少し気分転換に出かけようと思って日本橋で降りて、丸善で本屋マンガを少し見、郷里に忘れてきたらしいので小銭入れを一つ買っておこうかなと思って小物・革製品のコーナーを見ていたのだが、これがいいというものが見つからず、買わなかった。
当てもなく京橋の方に向かって歩いたのだが、京橋の戸田建設ビルでいきなりアート展をやってるのに出くわし、入場無料というので中に入ってみた。中は現代アートの作品がいくつか展示してあって、面白いとは思ったけどこれがいいなと思うものは見つからなかった。さすがにボルタンスキー展のようにはいかないか。でもこういうものに出くわしたのはちょっと気持ちがよかった。
明治屋を少しのぞき、それから八重洲ブックセンターに行って、カフェでモカバナーヌを食べてコーヒーを飲んで店内を見回していたらなんというか気持ちが落ち着いてきて、やはり本のある場所が好きなんだなと思う。それから鉱石見本がないか探したり、美術書とかも見たけど買わずに外に出た。
そろそろご飯を食べようかと地下に潜ったら東京ラーメンストリートというのがあり、さて行列のない店なら入ってもいいかなと思って探したら券売機の前に行列がない店があったので買って入ろうとしたら店員に止められて、よく見たら気がつかなかったところに行列があった。失敗した。ラーメンは美味しかったが、隣の席の外国人がスープだけ飲んで麺と具をほとんど食べずに出て行ったのには?だなと思った。何しに来たんだろうか。ミシュランの格付けか何かか。
そのあと三省堂をのぞき、そういえば同和関係の本をツイッターで勧められていたなということを思い出し、少し探したが見つからなかった。大丸の地下でパンを買ってから丸の内の方まで移動してこちらの丸善で検索して探して見たが、買おうと思った本は見つからず、もう一冊はあったのだが立ち読みしたがどうも買う気にならず、買わなかった。ただ、権力側が同和地区に対し補助金的な政策で経済的平等を図る、という方向性はもう終わり、そうしたものを利権化した人たちも排除されつつあるんだなということは分かった。今回の高浜町の件は純粋なそういうものではなく、原発利権が主だからどのような対処になっていくのかはわからないけど、原発にしても補助金や協力金の名目で金を突っ込んでいく余裕はもう日本にはあまりないのではないかと思ったし、そうなるとそこに利権を見出して集まってくる魑魅魍魎もそこにはいなくなるんだろうなあとは思った。
大手町から地下鉄で帰宅。夜はブログを書こうと思っていたがツイッターがバズり続けていたのでついずっと見てしまい、更新が遅くなった。それからコンビニでジャンプとスピリッツとヤンマガを買って2時過ぎまで読んでいたが、今週はあまりこれというものがなかった。風呂に入って白洲正子「私の百人一首」を少し読んで寝た。百人一首は二首一組になっている、という話に興味を引かれた。
***
今朝ツイッターを見ていて国会図書館のレファレンスの人のアカウントが面白かったのだけど、その中の一つに「文庫本の解説はいつからついているのか」という問い合わせへの回答があった。
回答としては、戦後昭和22年に再出発した新潮文庫が第1冊目の川端康成「雪国」に伊藤整の解説を付けたのが始まりである、というのが都立中央図書館の答えで、これは昭和62年の「ダカーポ」に出てくるのが一番古いようようなのだが、全15冊を調べて載ってないものには載ってなかったと書いてるのに感銘を受けた。
こうした言及は次にそれを調べようとする人にとっては有益な情報なわけで、レファレンス自体が学問の営みとして成立しているのだなと思った。これはもちろん市民からの要請に可能な範囲で調査して答えているわけだけど、こういう調査をする時にはまずこちらに当たってみるのもよいと思った。
ついでながらレファレンスで見つけて面白かったのは卵を酢につけると殻が溶け、薄皮は残るがそうなると元のたまごより大きくなる、という話。殻が溶けるのは炭酸カルシウムが酢酸と反応して二酸化炭素が発生するからで、元のたまごより大きくなるのは薄皮は浸透膜なのでみずが浸透するからとのこと。これは濃度が問題になるわけだが、卵の白味というのは案外水分が多いということなのかなと思った。
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