謎のラップ音

Posted at 19/09/19

先週の土曜日、部屋でぼうっとしていたらどこかで「ピッ」という音がする。なんの音だろうと思って探したのだが見つからない。気になっていたのだが、忙しいので放置していた。しばらく部屋を離れ、火曜日に戻ってきてからは音はしなくなっていたのだが、今朝まどろみの中でまた音が聞こえ、どうにも落ち着かない。ある程度の間隔をおいて鳴っていることはわかる。

最初は機械かと思ったが、どうもその鳴る間隔はまちまちなような気がするし、外では秋の虫が鳴いているので家の中に入ってきた虫が鳴いているのかもしれないと思った。立て付けがちょっとアレなので時々虫が入ってきていることはよくあるので、とりあえずそういうことにしておいた。

しかしいくら探しても虫は見つからない。もしやこれはあのスピリチュアル系の人が言うポルターガイスト的なラップ音なのだろうか。私はそう言うものを感じたことはない(悪寒だとか聖なる空気だとか感覚的なものはともかく、実際に音が鳴ったり物が動いたりすることは全くない、シンクロニシティ的なものはないわけではないが)ので、もしそうだったらすごいなとは思ったのだが、根拠はない。

いつまでも鳴るので、とりあえず科学的に検証してみようと思い、iPhoneのストップウォッチで鳴る間隔を測ってみた。すると、だいたい35-6秒間隔で鳴ることがわかった。自分の感覚では20秒くらいで鳴る時もあった気がしたのだが、実際に測ってみるとほぼ一定している。これはさすがに虫ではなくラップ音でもなくて機械だな、と思ったのだが、どうもその鳴るあたりの天袋とかに機械を仕舞った覚えがない。

家探しをする気で戸を全部開けてみたら、使わなくなったPC用のスピーカーや昔買ったCDウォークマン、モバイルギアなどと一緒に期限が切れて放置していた火災警報器が出てきた。なるほどこれか。これが多分電池切れのサインとかなんだろうと思ってみると、注意書きに「電池切れの時は36秒ごとに警告音がなります」と書いてあって、まさにこれだと言うことがわかった。

電池を外してみると、まだ鳴るのでおかしいなと思ったが、しばらく放置していたらもう鳴らなくなった。だいぶ前に期限が切れた警報機だけど、何かの拍子で電池の起電力が少しだけ回復したのかもしれないな。

私は割と音に神経質な人で、今朝も目覚まし時計のチクタク音が気になって眠れなくなったので目覚ましを押入れにしまったりしていたのだが、ラップ音がなり始めたのでそれどころではなくなっていたのだよな。まあ懸案が解決してよかった。

***

今日発売のヤングジャンプ、「可愛想にね、元気くん」が休載なのは残念だが(二週間前の号をよくみたら来週号から復活だと告知があった)、「TIEMPO」面白かったし「キングダム」もまた重厚感のある展開、そして何より「かぐや様は告らせたい」がとても面白かった。チェインの長さが24.8センチになるネックレスを贈り、T=2π√L/gでT=1になると言うことから揺らすと1秒の時を刻む、と言うことで「同じ時を生きよう」と言うメッセージになる、と言うのも面白いなと思った。

ついDモーニングを読み始めて時間を読み違え、ハッと気がついて速攻で資源ごみを捨てに行った。さっき発見した警報機と電池も出すことができた。虫の知らせというか警報機の知らせだった。

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by Luke Peterson

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