ボルタンスキー展とか

Posted at 19/09/03

昨日はお昼前に出かけて東陽町のとんかつ屋でランチのひれかつ定食。ここは1000円で食べられるので人気が高く、12時前なのに何人も待っている人がいた状況。私が入った時はちょうど席が空いて座れたのだけど。でも注文して待っている間、食べている間にどんどん人が入ってきて、これは凄いなと思った。

そのあと銀行に寄っておろし過ぎたお金を入金し、東西線・千代田線経由で乃木坂に出て、国立新美術館のボルタンスキー展へ。今日は最終日ということだったけど、そんなに混んではいなかったが、チケットを買う列は数人というところだった。

クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生
クリスチャン ボルタンスキー
水声社
2010-07-01



中に入ると案外人がいた。最初の方は私はあまり好きではなかったが、先に進むにつれて面白くなっていった。風を使ってスクリーンを揺らす、みたいな作品が多くて、そのあたりはだいたい好きだった。ぼた山はおかしかったな。映像でも、クジラの巨大な骨を映しているのはよかった。電光板では「来世」と書いていたのは笑った。ひもで巨大な人の顔を描いた暖簾みたいなのをつくっていたり、ゆれている電球が敷き詰められたプラスチックの波みたいなのを本当に揺れているように見せたり、面白かった。

顔へのこだわりが凄いなと思って、これはホロコーストの記録っぽいなと思っていたのだけど、どうもそのあたりとも関係があるようだった。しかしこういう作品というのはどう取引されるのだろう。あるいはどう報酬が支払われるのか。

それにしても、今まで類似した作品はたくさん見てきたが、多分この人の方が本家なんだなと感じた。一貫して底に流れるものがあり、それはユーモアと言ってもいいが、ある種の悪ふざけと言ってもいい。やりすぎというか悪乗りというか。ふざけるのも大概にしなければアートになるというか。まあそれを確信犯的にやるのだからアートなのだろう。

他の人の解説を聞くとなるほどこれはそういう意味かとか思うのもあるのだけど、最初は何も考えずに面白がるのがよいと思った。またそのうち考える気になったら考えようと思う。

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 決定版
越前 敏弥
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2019-08-29



美術館内のカフェでお茶をして地下のミュージアムショップに寄ってから乃木坂から千代田線に乗り、大手町で降りて丸善によって「越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文」(ディスカバー21)を買って帰った。夜はアリオ北砂に行って夕食の買い物がてらファイルをいくつか買って帰り、少し書類の整理をした。

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by Luke Peterson

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