考え方、感じ方、やり方

Posted at 19/07/30

感じ方、考え方、やり方。

まあ生きてるといろいろと感じることはあるわけで、これはなんか変だなとかどうもうまくいってないなとか、あるいは根本的に自分の人生間違ってるんじゃないかとか、まあいろいろ感じることはある、だろうと思う。っていうかいろいろ私も感じているわけなんだけど。

で、何をどう感じるか、というのは人それぞれで、これだけは人に言われて感じるものではないし、まあ人から新たな視点を提供されて今まで見えなかったところに目がいくということはあったとしても、基本的には自分自身の感じ方が一番大事であることには違いない。

まずはこの「自分の感じ方」というのが大事で、どこからどこまでが自分か、というのは難しい面もあるけど、とりあえずは自分はどう感じているのか、ということを確かめることがまず一番大事なんじゃないかなあと思う。これはノートに書いたり可視化して確認するということでもあるし、行動してみて実感として感じるということでもあり、考えてみて論理的に自分の感じ方を整理してみるということでもあるのだけど、この「感じ方・受け止め方」というのが人が生きていく上での一番の基本なんじゃないか、ということは思う。それはまず問題提起から始まるけど、なぜそう感じるかという周りの状況把握があって、最終的に問題の本質は何なのかをつかむまでの大きなプロセスが「感じ方」ということになるのかなと思う。

そしてその捕まえた本質は「考え方」になるわけだけど、世の中は最初から「この問題の本質はこういうことでしょ」というお手軽な「考え方」がたくさん用意されていて、それに飛びつくのもいいけど、どうもその考え方には馴染めないな、と思うこともあるし、どうもその整理の仕方は胡散臭いとか、正しいとは思うけどどこか引っかかる、あるいは自分で考えたことではないから納得できない、ということもよくある。

例えば、「片付け本」などを読んでいると、「片付かない!」という問題意識は基本的に同じだとしても、だからどうしたらいい、という「考え方」は作者の到達した一つの考え方であって、「ときめくものを残す、なぜならときめくものに囲まれて暮らした方が幸せだし、ときめかないものに囲まれると幸せが鈍麻する」という考え方も一つの考え方だろうと思う。

普通は片付けについてその本質まで考えることはあまりないのでその考え方に共鳴し、ときめかないものをたくさん捨てた後でしまった、ということは多分あるわけで、その人にとっての「片付かない」という問題の本質は「ときめくことに囲まれて暮らすことが幸福」ということとはまた違ったものであったということだろう。

だから片付け本に現れる様々なテーゼはいろいろと興味深いのだけど、それはまた本質的に自分と同じテーゼに到達すると思われるものはなかなかないわけで、最終的には自分でそこらへんのところをちゃんと考えてみてどういう暮らしを目指したいのかということを考えてみないといけないと思う。

で、その考え方に基づいて具体的な「やり方」があるわけだけど、それは「考え方」が入ってないとできない場合もあり、またもっと汎用性がある場合もあるので、これもまた考え方ができてないとできない、というわけでもない。ただ学習などの場合は考え方が理解できてなくてこうやれば点が取れる、ということだけできてしまうと後で面倒なことになったりする。

書いてるうちに他の用事をこなしたりしていたら時間がなくなってきた。

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