備前を見に行き伊賀を見た

Posted at 19/05/27

とりあえず昨日はブログをお休みしたのだが、今日はちょっと書こう。

昨日はなんだか久しぶりにゆっくりしてしまって、何かしようという気持ちにあまりならなかったのだが、とりあえず日曜日でないと美術館には行けないなと思い、思い立って3時半ごろ出光美術館に出かけた。「六古窯展」と銘打っていたので、私の目当てとしては備前を見に行ったのだけど、備前は全部で5点しかなく、ちょっと物足りない感じだった。

見てよかったと思ったのは伊賀で、桃山時代の水指と花入が結構あって、それが収穫だったなと思う。15世紀末から16世紀初頭のこの時期に、これだけ都会的なセンスのやきものが焼かれたというのは興味深いなと思った。

いまネットで調べるとこれは伊賀領主となった筒井定次が造らせたとのことだった。古田織部との交流もあったとの記事もあり、織部好みのへうげた焼き物になっているのもそのせいかとも思えるが、逆にこういう作風から織部との交流が仮託されたという可能性もあるかと思った。

筒井氏はもともと大和の大名だから、当時としては都会的な要素が大きかっただろうと思う。興味深いところはある。

出光美術館は何十年ぶりかなのだけど、皇居前広場を見下ろす帝国劇場の9階だった。窓からの眺めが美しかった。

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by Luke Peterson

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