アールデコの本とか、ワカマツカオリのポストカードとか

昨日は法事があって、田舎を出たのが夜7時だった。今日は昼過ぎに日本橋に出かけてタロー書房で本を物色した後、半蔵門線で神保町に出て古本屋の店頭の本を見ていたら、大判のハードカバーの英語のアールデコの本が二冊、1冊900円で出ていたので、グラフィックの本の方を買った。本当は両方買ってもよかったのだがちょっと重いなと思って、その1冊だけを買ったのだが、中身はとてもよかった。デコ時代のポスターや表紙などがたくさん出ていて、とても魅力的。やはりアートの本はいいな。気持ちが潤ってくる。

個人の感想だけど、アートはやはり20世紀前半がいいなと思う。人間性神話が崩れる前の、あるいは崩れつつある中での表現の緊張感というか、そのあたりが見ていていろいろなことを考えさせられる。第二次世界大戦を経た20世紀後半は、人間性への強い不信みたいなものがアートにも現れていて、見ていてつらいものが結構ある。21世紀のアートは、どういう方向へ行くのだろうか。

ワカマツカオリという人のポストカードを文房堂で4枚買ったのだが、ネットで検索してみると、好きな絵もそれほどでもない絵もあり、好きな絵だけを選んで買えるポストカードを買うのが、自分には合ってるような気がした。