書いて残すということ/そこにいるのは誰なのか
Posted at 19/03/16 PermaLink» Tweet
いろいろ忙しいので、少しでも仕事や生活がうまく動くように、なるべくその時その時、またこれからのことを考えたことを記録するようにしていて、でもその書いたメモがすぐどこかに行ってしまうので、なるべくそれをまとめるように自分のための業務日誌みたいなのを一昨日から作るようにしているのだけど、これが結構大変で、なかなか生活や仕事をよくするというのは大変だなと思う。書くということ自体が一つの仕事になるから、ある意味仕事は増えるのだよな。しかし、情報や気持ちを整理して文書にして残しておくとそれ以上迷ったり悩んだりする必要が減る部分があるので、それはいいなと思う。ただ単に、一つ一つのことをちゃんと書いておくということ自体が大変だなとは思うけど。
まあペースができてないから、ということも大きいと思うのでその辺どういう風にやるのが楽なのか、落とし所を探してなんとか続けられればと思う。まあ考えてみればモーニングページやこういうブログでも復活させること自体が結構大変だったから、それに加えて書く量を増やすというのはやはり普通に大変は大変なんだろうと思う。ただ、全体が把握できるし、余計な迷いが減るから、多分全体としてはプラスだと思うのだが、まあその辺は加減しながらやってみよう。
「魔法使いの嫁」を読んでいると、書かれている文書というのはそれだけである種の霊力を持つというか、そういう部分があるから私などが何か文書を書いて自分のために残すというだけでも、実際にはそこにある種スピリチュアルな現象が伴うのだろうと思う。普段はそんなもの捨象しているけど、「疲れ」とかそういうものを考える時には、そういうようなこともあるんじゃないかとぼうっと思ったりはする。
「まほよめ」、内容結構忘れているところがあって、もう命が持たない、と言われていたチセがそれを復活させたのは、カルタフィルスのヨセフが自分の目とチセの目を入れ替えたからで、しかしカルタフィリスも自分の肉体をいろいろな死体や様々なものと入れ替えてきているから、その目も一体何が由来なものなのかわからない、というところが本当なんか魔法っぽくていいなと思ったし、また別役実「木に花咲く」に出てくるインドの説話、鬼が攫ってきた人間の腕を入れ替え、足を入れ替え、胴体を入れ替え、頭を入れ替えたが、鬼が去った後そこには誰かいた、それは誰なのか、という話を思い出す。自分がどこまで自分なのか、という物理的な問題。インド人って変なこと考えるなと思ったが、イギリス人も変なことを考えるなと思う。
この辺、以前書いたミトコンドリアの話や青虫と蝶は別の生物では、という話にもつながってくる感じで、生命というのは一筋縄でいかないということかもしれない。
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