「承久の乱」「ブルーピリオド」「はじめアルゴリズム」「はしっこアンサンブル」など

Posted at 19/02/23

少しずつ本を読んだりはしている。「承久の乱」、源実朝死後の後鳥羽上皇の不安定っぷりというのがちょっと印象的だなと。将軍後継を狙ったとされる源頼茂が討手と内裏で戦闘になり、大内裏が炎上したというのはショックだっただろうし幕府との関係がもギクシャクしただろう。そのあとの内裏再建もかなり難航したようだし、後鳥羽上皇の心理状態もなかなか厳しかったのだろう。
昨日は読んでいるマンガの発売日が7冊も重なって、なんか散財したのだが、地元の蔦屋で全部買えたのでありがたいことだなと思った。講談社が三原和人「はじめアルゴリズム」6巻、押切蓮介「狭い世界のアイデンティティー」3巻、木尾士目「はしっこアンサンブル」2巻、山口つばさ「ブルーピリオド」4巻。スクエアエニックスがガクキリオ「メイのメイデン」3巻、はくり「幸色のワンルーム」6巻、吉村旋「性別モナリザの君へ」2巻。

今まで読んだのが「ブルーピリオド」「はじめアルゴリズム」「はしっこアンサンブル」の3冊で、「性別モナリザの君へ」を読み始めた。
「ブルーピリオド」はついに芸大受験本番。絵を描くことをめぐるさまざまなことがとても興味深いのだけど、アフタヌーン連載中も毎回楽しみにして読んではいたのだが、単行本で読むと集中度が違う。描きたいことを書いて認められないのが怖い、というのはそのことそのものではないにしても、やりたいことに真正面に取り組まないこと一般にあるのかもしれないなとは思った。何ができて何ができないのか自分で見極めて自分の武器を「やりたいこと」のために駆使する、という正道に立ちもどれると確かに強いなと思う。
「はじめアルゴリズム」。数学に必要なのは情緒だ、という話だと思うのだけど、この辺りは岡潔の作品をよく読んでいたので通じるものがあるなと思う。ハジメの成長も楽しいけど、はっちゃんはなんかかわいそうだった。
「はしっこアンサンブル」は工業高校での合唱部の話。みんな凸凹なのだがそれぞれの特技をうまく持ち寄ってアンサンブルを形成していく、という感じで、王道なのだけど、こういうのが現代の希望なのかもしれないと思う。

どれも面白いし好きな作品です。

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by Luke Peterson

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