さだまさしと万葉集と源実朝

Posted at 19/02/21

今日は時間がないので簡単に。まあいつも時間がないと書いてばかりだけど。
「承久の乱」によると、源実朝の歌で

山は裂け海は浅せなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも

という有名な歌があるが、これは万葉集の3852番

鯨魚取り海や死にする山や死にする死ぬれこそ海は潮干て山は枯れすれ

に基づいているのだとか。「鯨魚取り」という語はかっこいいが海の枕詞だそうで、文字通り「海は死にますか 山は死にますか いや、死ぬからこそ、海は干上がり山は枯れるのです」という意味になるようだ。

万葉集(現代語訳付)
佐佐木信綱
やまとうたeブックス
2018-06-29



これは、まさにさだまさし「防人の詩」の歌詞に引用されている言葉なのだなと。「防人」だからさだまさしさんが万葉集を意識していたとは思っていたけれども、ここで源実朝と関係してくるとは思わなかった、ということを思ったということ。ひねりのない話題だが今日はこれだけで。


 

月別アーカイブ

Powered by Movable Type

Template by MTテンプレートDB

Supported by Movable Type入門

Title background photography
by Luke Peterson

スポンサードリンク













ブログパーツ
total
since 13/04/2009
today
yesterday