買った本。イスラーム現代史、日本史の議論、右翼・保守雑誌、スピリチュアル。
Posted at 18/10/28 PermaLink» Tweet
一週間何とかブログを書き続けてきたのだが、今日は書こうと思ってもなかなか文章が出てこず、どうしようかと思っていたのだが、夕方に気分転換に駅前に出かけて本を見ていたら面白そうな本が何冊かあったので買った。これはつまり本を見て「面白そうだ」と感じる感性が復活しているということで、つまりは自分の中だけでは書くべき燃料が足りなくなっているからそれを補給したいと感じているということなのだろうなと思った。
今までは本を読むとその感想という形で書いていたけれども、そうではなくて自分が考えていることを補強したり確認したり新しいことを知って考えを広げたりするために読んでその中で自分の考えがどう進んだかを書いていくのに使いたいと思う。もちろん内容について紹介したり書かれていることについての自分の見方も示す場合はあるだろうから、その意味では感想でもあり書評でもあるのだが、それを目的として文章を書くのではないということだ。
買った本は四冊。内藤正典「限界の現代史 イスラームが破壊する欺瞞の世界秩序」(集英社新書)、井上章一・本郷和人「日本史のミカタ」(祥伝社新書)、「月刊Will 12月号」、MACO「「逆」引き寄せの法則 マイナス思考が最高の幸せを招く」(PHP)。イスラーム現代史、日本史の議論、右翼・保守雑誌、スピリチュアルと大変バランスのとれた幅広い選択。それぞれ買った理由を書いておこうと思う。
「限界の現代史」。ツイッターでもフォローしている内藤正典さんの一般向け最新著作。内藤さんの本は以前「となりのイスムラム」(ミシマ社)を読んだことがあり、とても読みやすく分かりやすかった。イスラームに関しては他の方の著書も読んではいるのだが、どうも分かりにくく読みにくいことが多いのだけど、やはり今一番知らなければならないものの一つがイスラームをめぐる問題だと感じている。特に、カショギ氏暗殺事件をめぐりサウジアラビアが張り子の虎であったことが明らかになり、トルコの外交的存在感の圧倒的伸長ぶりに強い印象を受けている現在、今までの認識を新たにするためにもこの周辺の情勢に詳しい内藤さんの本は読むべきだと思った。ツイッターでも内藤さんの分析はとても分かりやすく、安田純平氏解放に関連した身代金について安易に発言することを戒める主張など、頷けることは多い。勉強させてもらいたいと思う。
「日本史のミカタ」。著者のお二方の著書は今までそれぞれ読んだことがあり、興味深いところが多いと思っては来たが、井上さんの「日本に古代はあったのか」の、結論としてのなかった、という主張にちょっと違和感を覚えたのと、本郷さんはあるきっかけがあって、とはいえネットや解説などで目にしたことは最近もあったのだが、読まなくなっていた。しかしこの本は立ち読みでパラパラ見ると色々と論争的なテーマが含まれていて、ちょっと興味深いと思ったので買ってみた。日本史は、特に前近代史は専門ではないけれども関心はあるので、様々なテーマについて考えられると面白いと思い、買った。
「月刊Will 12月号」。最近この手の雑誌はあまり読んでないのだが、ツイッターで安倍政権について色々書いてこられた方がいて、その方のツイートを読んで、そういえば私は安倍政権の権力構造についてあまり知らないなということに思い当たった。今まであまり興味がなかったのはあまり関係ないと思っていたからなのだけど、私自身が政権に対してやはりいくつか思うところがあるので、それを実現するためにはどの辺の動きを見ていればいいかということを知るためにも、政権の権力構造について少しは知っておいたほうがいいと思ったことから、こうした政権寄りの雑誌も読んでおいたほうがいいなと思ったのだ。
私が実現してほしい政策というのはまず第一に経済政策で、金融緩和政策の維持と消費税率の引き上げ中止、できれば引き下げ、本当は廃止を望んでいること。これについて財務省が既定路線化を推進しているが、安倍総理は「来年10月のことを今から決められるわけがない」と言っていると産経の阿比留記者がこの雑誌に書いていて、そういうのを読みたいなと思ったので買った。
その方のツイッターでの分析は安倍政権は政治側では菅・麻生・二階を基盤に、官僚側では今井尚哉首相秘書官、杉田和博官房副長官、北村滋内閣情報官、和泉洋人首相補佐官のチームが基盤になって首相を支えているということで、政治家の側はともかく官僚の側は全然知らなかったので、そうしたバックグラウンドを理解するためにもこういう雑誌を読んでいたほうがいいなと思ったのだった。
「「逆」引き寄せの法則」。いろいろと前向きに考えごとをしていると、かえってネガティブな想念にとらわれることも多く、そうなるとそうなったことにまたネガティブな想念が湧く、という悪循環に陥ることがよくある。この本ではそいうネガティブな想念を、それはそういうものであり、問題点と考えるのではなく受け入れることで物事が好転するという考え方のようで、その考え方を少し知るだけでもいい方に物事が動きそうな気がしたから買った。
それぞれ読んでみることで自分の中が動き出すように感じるので、読もうと思う。
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