庭園美術館に行ったことなど
Posted at 18/04/16 PermaLink» Tweet
久々に普通にブログを書いてみようと思う。ブログというか日記。もともと私のブログ活動というのは日記を書いててその延長線上に始まったという原点に戻ってみるもがいい気がした。まとまったものを書くというより、その時々の思考の跡。一定に詰まったものもあれば断片的なものもある。必要ならあとでそこから拾い上げる。日報的なもの。
昨日は夕方になってから思い立って目黒or白金台の東京都庭園美術館へ行った。これはツイッターで鹿島茂さんがツイートしてて、鹿島さんの絵本コレクションをここで公開しているという記述を読んだから。フランスの絵本にちょっと心魅かれたのと、庭園美術館にしばらく行ってないなと思ったから。そして、ここのところ東京でも書店ばかりまわっていて、なぜかわからないけどそのほかのところに行くのに罪意識みたいなのがあって、それを打破したいと思ったこと。自分がやりたいと思ったことにだんだん自然に制限がかかってくる感じがあって、それを跳ね返そうと思ったこと。でもそれが案外大きかったのか、出かけたのは3時過ぎになっていて、美術館についたのは5時を回っており、6時までだったからそんなにゆっくりは見られなかったけど、とてもよかった。
フランスの19世紀~20世紀初頭の絵本とか銅版画の挿絵などが本当にいいと思った。あの有名な「ああ無情」の挿絵、小さなコゼットが大きな箒で掃いている様子も見られたし、『ナルニア』の挿絵のような子どもが四人並んだ構図のものもいくつか見られた。これは多分、こうしたフランスの絵本の挿絵の方がもとで、ナルニアの方がそれに倣ってるのだと思うのだが。
それから建物の中も、多分初めて入る部屋があった気がする。庭園美術館は行くたびにとても懐かしく、ホームグランドのような感じがする場所なのだけど、多分行ったのは前回の閉館の前、2011年よりは前だと思う。7年以上行かないホームグランドというのも変な感じだが、その間自分が何か別のものと戦ってた、ということなんだろうと思う。
時間がなかったからあまり見られなかったしカフェにもレストランにも庭にも行けなかったが、近いうちにまた行きたいと思う。展覧会自体も何度か見てもいい感じだし、カタログも買ってもいいかも。3200円という値段で少し躊躇したけど。
最近あまりよく寝られなくて、原因はいろいろ心配ごとが多いということはあるのだけど、でもそれでも寝られるとき、寝られる人は寝られるわけで、やはりどこか神経が高ぶり続けていたり休まらないところがあるのだろうなと思う。右半身の痺れというか痛みというのもでてきた。考えてみるとこれは1990年代の教員時代に出てきた症状に近い気がする。前回はこれから回復するのにかなりかかった気がするが、今回はもう少しうまくやれたらと思う。
東洋医学的な考え方に基づいた介護施設とかつくられないものかなと思ったり。でも介護保険が使えないと大変なことになるだろうな。
自分の感じている焦りというのはやはり自分のやりたいこと、やるべきこと、なすべきことがはっきりしないということなのだけど、少し前からマンガについて書きはじめたのをきっかけに、文章を書くということを復活させてくると、少しずつ見えてくるなと思っている。世の中に求められている(ような気がする)ことと自分の書きたいことの間にはギャップがあって、でも自分が書きたいことの方が結果的に読まれることも今まで経験している。また自分の中のモチベーションからやってないことは長続きしない。
何をどう書いていくか。ということを考えているうちに、他のこともいろいろ見えてきた部分がある。
自分のやっていることをそんなに根本的に急に変えることはできないし、新たなことを始めるにしても今でも十分フル回転なのでなかなかプラスすることはそう簡単ではない。だから少しずつ良い方向にやることを変えて行くしかないわけで、それは自分をイノベートしていくということなんだろうと思う。
つい数日前、たまたま手に取ったドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んでて、その文体が「ずっとやりたかったことをやりなさい」とよく似ていることに気づいて、少し読んでみようかなと思ってちょっといろいろ感銘を受けたりした。一度にでかいことをやろうとするより現状からイノベーションのヒントをつかんでそこでやるべきことを見つけ出していく方が実現可能性が高いなと思ったり。
今日も仕事に必要な本を買いに神保町に行くというタスクはあるが、時間があれば旧岩崎邸など自分が好きな場所に行くというのも自分の魂のために必要なことだなと思った。
カテゴリ
- Bookstore Review (17)
- からだ (237)
- ご報告 (2)
- アニメーション (211)
- アンジェラ・アキ (15)
- アート (431)
- イベント (7)
- コミュニケーション (2)
- テレビ番組など (70)
- ネット、ウェブ (139)
- ファッション (55)
- マンガ (840)
- 創作ノート (669)
- 大人 (53)
- 女性 (23)
- 小説習作 (4)
- 少年 (29)
- 散歩・街歩き (297)
- 文学 (262)
- 映画 (105)
- 時事・国内 (365)
- 時事・海外 (218)
- 歴史諸々 (254)
- 民話・神話・伝説 (31)
- 生け花 (27)
- 男性 (32)
- 私の考えていること (1052)
- 舞台・ステージ (54)
- 詩 (82)
- 読みたい言葉、書きたい言葉 (6)
- 読書ノート (1582)
- 野球 (36)
- 雑記 (2225)
- 音楽 (205)
月別アーカイブ
- 2023年09月 (19)
- 2023年08月 (31)
- 2023年07月 (32)
- 2023年06月 (31)
- 2023年05月 (31)
- 2023年04月 (29)
- 2023年03月 (30)
- 2023年02月 (28)
- 2023年01月 (31)
- 2022年12月 (32)
- 2022年11月 (30)
- 2022年10月 (32)
- 2022年09月 (31)
- 2022年08月 (32)
- 2022年07月 (31)
- 2022年06月 (30)
- 2022年05月 (31)
- 2022年04月 (31)
- 2022年03月 (31)
- 2022年02月 (27)
- 2022年01月 (30)
- 2021年12月 (30)
- 2021年11月 (29)
- 2021年10月 (15)
- 2021年09月 (12)
- 2021年08月 (9)
- 2021年07月 (18)
- 2021年06月 (18)
- 2021年05月 (20)
- 2021年04月 (16)
- 2021年03月 (25)
- 2021年02月 (24)
- 2021年01月 (23)
- 2020年12月 (20)
- 2020年11月 (12)
- 2020年10月 (13)
- 2020年09月 (17)
- 2020年08月 (15)
- 2020年07月 (27)
- 2020年06月 (31)
- 2020年05月 (22)
- 2020年03月 (4)
- 2020年02月 (1)
- 2020年01月 (1)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (24)
- 2019年10月 (28)
- 2019年09月 (24)
- 2019年08月 (17)
- 2019年07月 (18)
- 2019年06月 (27)
- 2019年05月 (32)
- 2019年04月 (33)
- 2019年03月 (32)
- 2019年02月 (29)
- 2019年01月 (18)
- 2018年12月 (12)
- 2018年11月 (13)
- 2018年10月 (13)
- 2018年07月 (27)
- 2018年06月 (8)
- 2018年05月 (12)
- 2018年04月 (7)
- 2018年03月 (3)
- 2018年02月 (6)
- 2018年01月 (12)
- 2017年12月 (26)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (5)
- 2017年09月 (14)
- 2017年08月 (9)
- 2017年07月 (6)
- 2017年06月 (15)
- 2017年05月 (12)
- 2017年04月 (10)
- 2017年03月 (2)
- 2017年01月 (3)
- 2016年12月 (2)
- 2016年11月 (1)
- 2016年08月 (9)
- 2016年07月 (25)
- 2016年06月 (17)
- 2016年04月 (4)
- 2016年03月 (2)
- 2016年02月 (5)
- 2016年01月 (2)
- 2015年10月 (1)
- 2015年08月 (1)
- 2015年06月 (3)
- 2015年05月 (2)
- 2015年04月 (2)
- 2015年03月 (5)
- 2014年12月 (5)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (1)
- 2014年09月 (6)
- 2014年08月 (2)
- 2014年07月 (9)
- 2014年06月 (3)
- 2014年05月 (11)
- 2014年04月 (12)
- 2014年03月 (34)
- 2014年02月 (35)
- 2014年01月 (36)
- 2013年12月 (28)
- 2013年11月 (25)
- 2013年10月 (28)
- 2013年09月 (23)
- 2013年08月 (21)
- 2013年07月 (29)
- 2013年06月 (18)
- 2013年05月 (10)
- 2013年04月 (16)
- 2013年03月 (21)
- 2013年02月 (21)
- 2013年01月 (21)
- 2012年12月 (17)
- 2012年11月 (21)
- 2012年10月 (23)
- 2012年09月 (16)
- 2012年08月 (26)
- 2012年07月 (26)
- 2012年06月 (19)
- 2012年05月 (13)
- 2012年04月 (19)
- 2012年03月 (28)
- 2012年02月 (25)
- 2012年01月 (21)
- 2011年12月 (31)
- 2011年11月 (28)
- 2011年10月 (29)
- 2011年09月 (25)
- 2011年08月 (30)
- 2011年07月 (31)
- 2011年06月 (29)
- 2011年05月 (32)
- 2011年04月 (27)
- 2011年03月 (22)
- 2011年02月 (25)
- 2011年01月 (32)
- 2010年12月 (33)
- 2010年11月 (29)
- 2010年10月 (30)
- 2010年09月 (30)
- 2010年08月 (28)
- 2010年07月 (24)
- 2010年06月 (26)
- 2010年05月 (30)
- 2010年04月 (30)
- 2010年03月 (30)
- 2010年02月 (29)
- 2010年01月 (30)
- 2009年12月 (27)
- 2009年11月 (28)
- 2009年10月 (31)
- 2009年09月 (31)
- 2009年08月 (31)
- 2009年07月 (28)
- 2009年06月 (28)
- 2009年05月 (32)
- 2009年04月 (28)
- 2009年03月 (31)
- 2009年02月 (28)
- 2009年01月 (32)
- 2008年12月 (31)
- 2008年11月 (29)
- 2008年10月 (30)
- 2008年09月 (31)
- 2008年08月 (27)
- 2008年07月 (33)
- 2008年06月 (30)
- 2008年05月 (32)
- 2008年04月 (29)
- 2008年03月 (30)
- 2008年02月 (26)
- 2008年01月 (24)
- 2007年12月 (23)
- 2007年11月 (25)
- 2007年10月 (30)
- 2007年09月 (35)
- 2007年08月 (37)
- 2007年07月 (42)
- 2007年06月 (36)
- 2007年05月 (45)
- 2007年04月 (40)
- 2007年03月 (41)
- 2007年02月 (37)
- 2007年01月 (32)
- 2006年12月 (43)
- 2006年11月 (36)
- 2006年10月 (43)
- 2006年09月 (42)
- 2006年08月 (32)
- 2006年07月 (40)
- 2006年06月 (43)
- 2006年05月 (30)
- 2006年04月 (32)
- 2006年03月 (40)
- 2006年02月 (33)
- 2006年01月 (40)
- 2005年12月 (37)
- 2005年11月 (40)
- 2005年10月 (34)
- 2005年09月 (39)
- 2005年08月 (46)
- 2005年07月 (49)
- 2005年06月 (21)
フィード
Powered by Movable Type
Template by MTテンプレートDB
Supported by Movable Type入門