「ここは今から倫理です」歪んだマニエリスム的フォルム。「魔法使いの嫁」骨頭。

雨瀬シオリ「ここは今から倫理です」1巻（集英社ヤングジャンプコミックス、2017）。この作品は、書店のお試し本だったかネットの試し読みのコーナーだったかで第１話だけ読んだのだけど、なかなかインパクトのある作品で、この後どうなるのかと思っていたのだが、基本的に１話完結なのかもしれない。（まだ第２話までしか読んでない）「倫理」というものが希望と絶望に関わることだ、ということ、そして「いのち絶対」主義、「いのち万歳」主義の世の中で、それでも命を絶とうとする人にとって倫理がどう役にたつか、みたいなことが示唆されているように思った。絵でいうと基本的にマニエリズム的、というかエル＝グレコ的な歪んだフォルムが怪しげで、この人の説く倫理に本当に共鳴していいのか不安を覚えるところもまた面白いなと思う。

ヤマザキコレ「魔法使いの嫁」１・2巻。（マッグガーデン、2014）。この作品はほとんど知らないのだが、深夜アニメでやっていたのをちらっと見て、面白いのではないかと感じ、時々見ている。昨年の秋アニメ、今年の冬アニメで東京MXでは日曜日午前1時半からのスケジュール。骨頭のエリアスがなんというか自然にそこにある感じが面白いなと思う。

それにしても「不滅のあなたへ」1〜6巻の感想を書きたいのだが、時間もないのでとりあえず今はここまで。