右派と左派のこの数十年の動きがもう少し見えてくると

Posted at 18/01/23

覚え書き程度だが。

外山恒一さんの本やそのほか今まで読んだ本を総合すると、結局現在実際に動いている人たちの左翼運動と、左翼インテリのオピニオンリーダー的な人たちとのつながりというのは基本的にはあまりなく、シールズが出て来たことでみんな喜んで飛びついた、という感じのところがあるんだなと思った。

80年代以降でも左翼運動から政治の世界に入っていった人は辻元清美さんや保坂展人さんなど何人かはいるが、実際にはセクトの流れの人たちの妨害されて政治運動と思想運動、芸術運動との繋がりが断たれて来た。保守派の運動の方も最初はいわゆる保守論壇(これもまた不思議な存在で戦前・戦後の右派論壇とのつながりがよくわからない)の人たちが、そして西部邁さんや小林よしのりさんなど新世代のスターが出て来たことで活性化し、90年代以降活発化した流れがあって、北朝鮮による拉致事件の発覚後、0年代も頭のいい子は保守・右派的な子が多いという感じだったのが、いわゆるネトウヨが活発化して来たのはいつ頃だったか。ネトウヨとか日本会議とか右翼系の流れも踏まえたうえでの論壇(あるいは実際の運動)の流れの整理みたいなことがあるとまた興味深いような気がする。それにはもちろん政府の国内・外交政策も絡んでくるわけだけど。

右派から左派へ移った雨宮処凛さんのような人もいるし左派から右派に移った外山恒一さんのような人もいるので、全体的な動きが見えてくるといいなと思う。

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by Luke Peterson

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