「響　小説家になる方法」

スペリオールの新しい号が出ていたのでコンビニで少し立ち読みをしたら「響」が面白そうだったので買って帰った。

副題は「71話　リカ」今回の主人公は、リカ。響や他の人にも内緒で新刊を出した彼女に、響をはじめ皆が「面白かった」と感想をいう。有名作家の娘でなんでもできる彼女が、圧倒的天才の響きに対し引け目を感じていたのが、響を始め多くの人から褒められて、嬉しさに涙ぐむ。今までずっとリカには厳しい展開が続いてきたから、読んでいて、よかったなと思った。そして咲希が今までより一段深いところに入って書いた小説の顛末も、興味がある。

響は来年実写映画化の話があり、また年末に8巻が出るとのこと。先日ウチでは、7巻が行方不明になっていて、結構探して見つけ出したが、相変わらずシャープな話だなと思う。

先日ジャンプの目次ページの漫画家のコメントを読んでいたら、「OnePiece」の尾田栄一郎さんが「響」のことを取り上げていて今までにない新しい主人公像だと絶賛していた。確かにそうだし、周りのも歪み合いながらその世界を作り上げ、ある意味戦う主人公である響を守っている構造になっているのも面白いなと思う。そして響自身もそのことに特に不満はないというのも面白い。というかまあ、意に介さないということだけど。

最近、響の話題がいくつか重なったので書いてみた。