取り組むべき問題のビジョン

Posted at 17/12/07

「汝自身を知れ」とはデルフィのアポロン神殿に刻まれた文字だったというが、自分自身を知るということは未だに私などには難しい。難しいいからこそ人間にとって重大なテーマとして古来示されてきたことなのだろうけど。

自分にとっての問題は要は大きなビジョンが欠落していることだと今朝散歩がてらヤングジャンプを買いに行って思った。こういうことはこうやって机に向かってノートを書いていたりパソコンを打っていたりすると抵抗がある、書きにくいことなのだが、歩いているときは割と自由にそういうことに思い当たるし、納得できる。それは、ビジョンがないということは頭が悪いとか能力がないということと同じ意味のようにものを書いているときには思えるからで、歩いているときのようにただ単なる客観的な事実としては受け入れにくいものがあるからだろう。

私はどちらかというとナンバー2気質で、方針さえ決まればその方向に動くということが勤めていたときには多かったのだが、組織を離れて全てを自分で決めなければならなくなると、なかなか明確なビジョンが立てられず、とりあえずのビジョンを立ててその方向に動いてはこれではないと試行錯誤する、ということを繰り返してきた感じがする。

ナンバー2で方針に沿って動くというのはやりやすくはあるのだけど、何か自分の中に虚しさが残る。それはそのビジョン、方向性を必ずしも信じてないからで、結果的に良かったり悪かったりしてもどこか他人事という感じが残っていた。

今に続く様々な試行錯誤も正直言っていつも迷うことが多いのだけど、「「ビジョンを立てるのが下手」という今の問題をどう乗り越えるか」が問題だなととりあえず取り組むべき問題のビジョンは立った、ということは言えなくはない。

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by Luke Peterson

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