『マロニエ王国の七人の騎士』第1巻とか『妖怪マッサージ』第1巻とか、の感想とか。

Posted at 17/08/20

ここ数日読んだマンガ。




岩本ナオ「マロニエ王国の7人の騎士」第1巻。「金の国 水の国」で「このマンガがすごい!2017オンナ編で1位を取った作者の最新連載作。「金の国 水の国」のような寓話っぽい物語世界で、面白い。女騎士の子が7人兄弟で、「眠くない」だの「寒がり」だのという名前で名が体を表しているという部分が非常に寓話的なのだけど、それがストーリーにすごく生きていて魅力的な展開。「金の国水の国」が一巻完結であるのが少し物足りない感じだったのでもっと長いものが読めるというのが最大の楽しみ、という感じ。

ヤングジャンプ。「キングダム」。なんと西周が滅びる原因となった犬戎が登場。山の民とどこが重なりどこが違うのか。山の民の王・楊端和が警戒しているから、その強さは山の民とも張るのだろう。




モーニング。「ジャイアントキリング」。椿の成長物語の要素がこのマンガでは好きな部分で、これからも楽しみな展開になってきた。




20日に追加。19日夜に観たのが『僕のヒーローアカデミア』アニメ。今回は職場体験が終わって雄英高校に戻り、オールマイトからワンフォーオールの秘密とオールフォーワンの存在について話を聞くところ。




グラントリノに「誰だ君は?」と聞かれて最初は戸惑ったものの「デクです!」と元気よく答える場面、耳郎が出歯亀の峰谷に反撃くらわす場面など連載時からの見どころはいくつもあった。耳郎やはりいいな。




20日朝見たのが「ワンピース」アニメ。ルフィとクラッカーの戦いはまだ決着がついてないが、サンジがジェルマ66の強さの秘密を知るくだり。原作のジャンプで読んだときはそうも思わなかったが、アニメで見ると『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイの秘密が明らかにされる場面がどうしても浮かぶ。まあクローン人間はエヴァ以前からあったと言えばあったけど。




神保町へ行って買ってきたのが押切蓮介原作・忌木一郎作画『妖怪マッサージ』1巻。これがめちゃくちゃ面白い。ろくろ首にマッサージして胸鎖乳突筋を見つけたり、雪女にマッサージして気持ち良すぎて溶けちゃったり。トイレの花子さんを改心させたりするのはもう何といったらいいか。相変わらず押切蓮介さんは凄い。

しかし忌木さんの絵は押切さんよりポップなので毒々しさが程よく中和されているところがまた遅効性の毒という感じでよろしくない感じで良い。押切さんの作品は中毒性があるが、中毒性が中和されてる感じもまた怖くてよい。

お盆週刊は単行本の発売もマンガ雑誌の発売も少なかったので感想も少なめ。

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by Luke Peterson

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