「OnePiece」20周年とか/「世界史を創ったビジネスモデル」とか

Posted at 17/07/18

このところ、マンガの感想は比較的書けている。そのほかのことが滞っていることが多いのだけど。

この三連休は月曜休みだったのでジャンプが土曜日に発売。今週のジャンプはOnePieceが連載20周年ということで企画が盛りだくさん。
OnePiece。第872話「とろふわ」。魚人島で出てきた玉手箱の爆弾が爆発し、ホールケーキ城が倒壊。しかしそれをシュトロイゼンの能力でケーキに変化させ、ビッグマム海賊団は危うく全滅を逃れる。しかし麦わらの一味、ファイヤタンク海賊団はまんまと逃走に成功。ジェルマ66がどうなったかはいまいちよくわからない。麦わらたちを追いかけようとするマムの子供達だが、ビッグマムに異変が。というところで幕。相変わらずよくこんなストーリーを考えるなという感じ。それに説得力を持たせるのがすごい。本当にあんなでかい城が倒壊したらたとえケーキになったとしてもみんな死んでしまうと思うが、そこはマンガなので。そこら辺の虚実皮膜の調整が、実はすごく上手いのだと思う。島袋光年氏による尾田さんとの思い出まんが。これも結構面白かった。

ヒロアカ。切島の中学時代。目立っていた芦戸三奈に比べ、地味で気持ちも負けていたという思い出をずっと引きずっていたことが、今までの意外な消極性の裏にあったことが判明。こういうところうまいなと思うが、なんか大丈夫なのかという感じ。ネバラン。1000年前からの真実。ソーマ。緑茶をめぐる美作と久我の共闘。ブラクロ。キルシュとアスタのやりとりが可笑しい。でも見所はフィンラルとランギルスの戦いか。ロボ。コメント難しいな。鬼滅の刃。蝶屋敷に乱入した柱・宇髄天元。いく先は。クロアカ。なんかラブコメの王道だな。

ハイキュー!。田中の過去から現在。パツキン頭から坊主になった経緯。そして焦り。どういう展開になるのかな。ゆらぎ荘。緋扇かるらがバイト先に。シューダン!巨神兵にぶつけるのは。ぼく勉。お泊まり勉強会。火の丸相撲。草薙の涙。ハンター。3本の電話に一人の訪問者。詰むや詰まざるや。ペコマリ。なんか変な方向へ行ってるな。

アニメヒロアカ。ステインかっこいいな。ボールルームへようこそ。兵藤の描写がいいなと思ったのと、前も思ったけど背景美術がスタジオジブリ的。潔癖男子!青山くん。EDが「太陽のくれた季節」なのに気を奪われていたが、OPも割といい。後藤もかにピンチを救われ、陥れようとして相手マネージャーもファンにしてしまうという男前が上手。
そのほか書籍について少し書いておくと、野口悠紀雄「世界史を創ったビジネスモデル」(新潮選書)を買った。最近、以前は繰り返し読んでいた人の本(呉智英、宮崎駿、養老孟司、内田樹、橋本治、佐藤優など)が読めなくなっていて、逆に最近読んでなかった野口悠紀雄氏の本なら読む気になるのではないかと思って買った。世界史上からローマ帝国、イギリス海上帝国、現代情報革命の三つのシーンを選んで考察している。歴史の専門家ではないのでカエサル時代におけるガリアと東方の「価値」の違いについての判断など、ちょっと首をひねるところもあったが概ね面白い。期待しながら読んでいる。

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