四月になってこれまでに読んだ本
Posted at 17/04/15 PermaLink» Tweet
なかなかまともにまとまった文章を書く時間がなくて、毎日ブログを書こうと思っているのに4月は今日が初めてと言うことになった。
まだまだ寒い日が続いているのだが、今日は日中は気温が上がりそうだと言うことなのだが、確かに既に朝から10度以上気温が上がっている。部屋の中はまだ寒い感じなのだけど。
以前はブログに読んだ本のことを書いていたので自分がどの本を買ったかわからなくなるということはなかったのだが、最近は頻繁にそういうことが起こる。ので、ちょっと買ったものを遡って書いて行ってみたいと思う。(色々な理由で書かないものもあります)まず4月。
週刊誌は月曜発売のジャンプと木曜発売のヤングジャンプとモーニング(デジタル版のDモーニング)、金曜発売の週刊漫画Times。月刊誌では今月既に買ったのは月刊マガジン、別冊マガジン。あと買う予定なのはコミックゼロサムと月刊ビッグガンガン、月刊シリウス。
3日3冊。倉橋竜也「呼吸を変えると、人生が良くなる」(フォレスト出版)。呼吸法について書いてあるようなので買ってみたのだが、まだあまり読んでない。
柳本光晴「きっと可愛い女の子だから」(アクションコミックス)。「響ー小説家になる方法」の作者による短編集。面白かった。
そういえば、買ったまま読んでなかった 木地雅映子「氷の海のガレオン」(講談社、1994)の表題作を思い立って読んだのだが、 面白かった。主人公の特殊な家庭事情がちょっと自分の育ちに似ているところがあるなといろいろ面白く読めたのだが、子どもの話だったのが大人の話として収束したのはちょっと納得いかない感じもあった。
5日。堀越耕平「僕のヒーローアカデミア」13巻。ジャンプ連載のヒーローもの。何となく半分暗い展開が続いている気がするが気のせいか。
横田卓馬「背すじをピン!と」最終10巻。ジャンプ連載のダンスマンガだったのだが、終わってしまった。「ボールルームへようこそ」が人気を得た頃連載が始まり、連載を中断していた「ボールルーム」が連載を再開したのと時を同じくして連載が終わってしまったのは、何か関係があるのだろうか。バトルマンガばかりのジャンプの中で、「ものの歩」と「背すピン」は異色で楽しみにしていたのだが、なかなか長く続かない。「2年後」が3回掲載されて最終回、だったのが連載では主人公二人の成長したダンス姿が描かれてなくて非常に不満が残った。単行本ではエピローグ的に踊る場面があったけど、まあ仕方ないか。やり切ったとは書いていたけどやはり打ち切り的な要素もあったのだろうなと推察される。
6日。ハロルド作石「7人のシェイクスピア」1巻。(ヤンマガコミックス)「RIN」のハロルド作石さんの新連載。これはものすごく面白く、さすがだと思った。もちろんフィクションだが、主人公たちが「ベニスの商人」を作って行く様がとてもリアルに描かれていて、こんな感じだったのかもしれないなと想像させられるところが面白い。エリザベス朝の演劇シーンについてはあまり知らなかったので、その辺りは勉強になった。
7日。諫山創「進撃の巨人」22巻。ついにジークやライナーの襲撃を撃破し、ウォールマリアを取り戻し、さらにその先の海まで進出。しかしさらに過酷な現実が、というところまでで相変わらずの絶望色の中で人類が生きるためにあがく、そんな様が描かれていてダークファンタジーとしてもかなりのランクのものになって来たなという印象。
「進撃の巨人 Before the fall」11巻。月刊シリウス連載のスピンオフだがかなりの長期連載になった。原案の小説を色々に変えながら進んでいる。スピンオフの諸作品の中ではかなり独立性の高いものになって来た印象。
10日に丸善日本橋店で買ったマンガがあったのだがなんだったか思い出せない。レジに並んだ光景まで覚えているのに内容が思い出せないのはなぜなんだろうか。
池澤夏樹「知の仕事術」(集英社インターナショナル新書)。途中までで止まってる。面白くないわけではないのだけど、どうも気分のノリに合う時間がなくて読めてない。
中谷彰宏「いい女は「涙を背に流し、微笑みを抱く男」とつきあう。」(PHP研究所)。中谷さんの本はときどき読むのだが、こういう「大人の男女」を基軸にした確固とした価値観というのは読んでいてうなずかされることが多い。もちろん同意出来ないこともあるのだが、こういうことを言う人が今あまり周りにいないので、ときどき読むのは意味のあることだと思った。
12日。水口尚樹「早乙女選手、ひたかくす」2巻(小学館ビッグコミックス)。筋肉バキバキのアイドル的女子ボクシング選手高校生と頼りないボクシング男子という組み合わせの、筋肉萌え系と言うべきか。2巻に入りトリックスター的女子が出て来て話の展開が少し早くなって来た印象。
柳本光晴「響 ー 小説家になる方法」6巻(ビッグコミックス)。マンガ大賞を受賞してさらに好調な文学マンガ。短編集を読んで作者の原風景みたいなものが少しわかった感じがして、このマンガのキャラクターのいかれてる感じのどこがそんなに行かれてるのかがちょっと見えた感じがした。1巻から読んでいるけど、面白いです。
柴田ヨクサル・蒼木雅彦「プリマックス」8巻(ヤンジャンコミックス)。モン太とニーサン先輩、竹雄とツグミが急速に進展。「プリマックスの大盛り」が実現。て分けわかんないな。女装してアイドルを目指す3人の高校生の物語、だったのだがどんどん話がぶっ飛んで行く様がさすがという感じ。しかしヤンジャン連載もついに次週で最終回、そして来月再来月で2巻発行されて全10巻になるとのこと。走り抜けた感じでこういうのもいいなあと思った。
13日。松田奈緒子「重版出来!」9巻。(ビッグコミックス)ついに発売された中田伯「ピーヴ遷移」第1巻。人間らしさを取り戻して行くにつれ、人との軋轢に涙を流すようになって来る様が切実さを感じさせる。そのほかのキャラの絡みでも、私はマンガ家修行の場面が一番印象に残る。「バクマン。」もそうだったけどどうしても編集者よりの描写が多くて鼻につくところはないではないのだけど、まあそう描かれざるを得ないところも含めてそれがマンガの実態なのかなという気はする。
まあ、マンガ以外のものもなるべく読もうと思っているのだけど、どうしてもマンガが中心になってしまうなと書いていて思った。
それに、やはりこうして久しぶりに読んだ本について総まくりで書いてみると、読んだ本からその人がわかると言うか、自分自身を振り返ることが出来るんだなと思った。まとめて書くと長くなるので、なるべく読んだ日か次の日くらいに少しだけでも、場合によっては読んだ事実だけでも書いておけばいいかなと思った。
*文中書影リンクはKindle版が中心です。まだ書影が上がってないものは文字だけになってます。
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