酒とたばことコーヒーと/『重版出来!』に感動したりブログの題名を改めたり

Posted at 14/03/25

【酒と煙草とコーヒーと】

昨日は、朝は一昨日の酒が少し残っている感じがした。一昨昨日も少し飲んだので、珍しく二晩つづけて飲んだことになる。

男がたしなむ嗜好品と言えば、むかしは酒とたばことコーヒーというのが定番だった。だからそれに関する薀蓄もそれぞれにあるわけだ。

私は煙草は20年ほど前にやめたが、それまではキャメルを吸っていた。ラッキーストライクとかマルボロとかも吸ったことがあるし、インドの葉っぱを巻いた小さな葉巻も吸ったりしていたけど、自分の趣味に合うのはどうもアメリカの煙草らしかった。

当時は煙草もコーヒーも酒もずいぶん量が多かったし、いまより10キロ以上体重があった。

煙草はやめてよかったと思っているけれども、今でも少し淡い憧れのようなものがあってそれがシガレットアンソロジーを読んでいて少し復活した。

最近、コーヒーをあまり飲めなくなっている。主に胃の調子なのだが。

だからお茶と紅茶で文字通り「お茶を濁している」のだが、コーヒーで好きなのはガテマラとマンデリンだった。

ガテマラ、と注文するときの「ガ」に力が入る感じが好きだったこともあるが、胃にがんとくる感じが気合が入るものを感じていたのだろう。

酒は、15年前にA型肝炎をやってから、飲む量はかなり減った。というか、日常的にはほとんど飲まない。特に最近は車を運転するようになったということもあり、飲む機会が減っている。夕食で飲んでしまうと何か思いついて車に乗る必要があっても乗れなくなってしまうということもあるので。

しかし適量の、おいしい酒をたまに飲むことは悪くない。

「神の雫」とかを読んでいるとそう思う。

私はマンガをよく読むので、そういう意味では周囲がいろいろな誘惑に満ちている。(笑)


【『重版出来!』に感動したりブログの題名を改めたり】

酔っぱらっていたからなのか何なのか、日曜日の夜は駅から自転車で帰ってきたのだけど、帰りにローソンに寄って朝ご飯のサラダなどを買って、帰るときに歩いて帰ってしまったのだ。月曜の昼にさて昼ご飯をどうしようかと考えて、エレベーターを降りて歩き出してからそのことに気づいて、慌ててうちに戻って自転車の鍵を持ってまたローソンに行ったら、自転車が置きっぱなしになっていたのだった。まあ、なくなってなくてよかったのだけど。

お弁当を食べて、本を読んだりブログを書いたり『進撃の巨人』のBDを見たりしていて、夕方になって少し出かけた。読む本はたくさんあるので特に新しいのを買う必要はないな、と思いながら。

唐物の文化史――舶来品からみた日本 (岩波新書)
河添房江
岩波書店

どこに行こうか迷ったのだけど、結局日本橋に出て、丸善で原稿用紙ノートを買い、本を少し見てFaceBookだったかでみかけた河添房江『唐物の文化史 舶来品から見た日本』(岩波新書、2014)を手にとってぱらぱら見たら面白そうだった。それからマンガのコーナーに行って、一昨日少し見て気になっていた松田奈緒子『重版出来!』を買うことにした。とりあえず1巻だけ。

それからコレドの下のプレッセに行くと、何と3月いっぱいで閉店とのこと。確かにあまり込んでいるスーパーではなかったが、私はよく使っていたのでちょっと残念。夕食を買って帰る。

重版出来! 1 (ビッグコミックス)
松田奈緒子
小学館

帰る途中でぱらぱらと買った二冊の本を読んだのだが、どちらも面白い。特に『重版出来!』は出色のマンガだった。感想はこちらこちら(内容は同じ)に書いたのだけど、もう久しぶりに心の底からドーンと来た感じ。今までも書店でずっと見かけていたのだけどなんとなく敬遠していたのだが、ちょっと残念な感じ。

いろいろと漫画情報本やサイトを見ていても、どうもあまり面白そうという感じでもなかったので手を伸ばさずにいたのだけど、見ると聞くとでは大違いだった。

何というか、こういう本にあたるとマンガの情報というものの大切さというものをまた実感する。書店員さんやライターさん、編集者さんも頑張っているのは分かるけど、でもそれでも伝えきれない相手というのはいて、私などはなかなかそういう通常の情宣作戦には引っかからないタイプなんだなと思う。

そういうわけで、この本が面白いということは、やはり自分としても声を大にして伝えて行きたいという感じがあり、まあ私の推薦文?など大した威力はないけど、それで読んでみて感動してくれる人が一人でも出たら、嬉しいことだなと思うなあと思った。

なつゆらぎ (リュウコミックス)
山坂健
徳間書店

そのほか、昔買ってまだそれについて書いてなかった山坂健『なつゆらぎ』(徳間書店、2013)と、先日『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』が面白かったのでその関連本としてamazonで買った山田勝『ドゥミモンデーヌ パリ・裏社交界の女たち』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫、1994)を読んでることを付け加えておこうと思う。

ドゥミモンデーヌ―パリ・裏社交界の女たち (ハヤカワ文庫 NF (180))
山田勝
早川書房

そう、『Feel in my bones』を『地上報告』に変えたばかりだけど、『Eyes and Wind』も『文化系ブログ』と改称することにした。Eyes and Wind では意味が分かりにくいと思ったことと、要するにこのブログで何を書きたいかというと、「文化」に関する様々な話題というか、特定のものに深く突っ込んでいくというよりも雑談的な話題として書いてみたいというのがあったということに気がついたからだ。

そちらの方も御贔屓にしていただけるとありがたい。

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