大雪被害/一つのことにしぼる重要性/「修羅場」について考えたり/羽生結弦選手の金メダルへの道
Posted at 14/02/18 PermaLink» Tweet
【大雪被害の解消と被害の大きさの判明】
今朝の時点で新宿方面に向かう中央本線は、茅野ー小淵沢間と甲府ー四方津間で不通になっていて、当然ながら特急あずさはまだ動いておらず、今日一日の運休が決定している。中央自動車道の方はだいぶ開通していて、昨夜の時点で諏訪インターから東京まで行けるようになった。これで物流に関しては一定の目処が立ったわけで、よかったと思う。しかし未だに未曾有の大雪の影響は深く続いている。
時間が経つにつれて各地の被害、また住民生活だけでなく経済活動に及ぼされた被害についても明らかになってきていて、大雪災害の大変さに改めて目を見張る。農業への被害も大きいし、施設損壊による企業活動への被害もある。物流の停滞による被害も大きいだろうし、行政にかかった負担も相当なものだっただろう。
南岸低気圧と偏西風の蛇行による強い寒気の南下が重なったことによる今回のような大雪は、また起こる可能性があるわけで、各自治体や運輸機関もそれに対する備えをすることが求められて行くだろう。
【一つのことにしぼる重要性】
ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果 | |
ケラー | |
SBクリエイティブ |
昨日はずっとブログを書いていたのだけど、昼食後、家の近くで気になるところの雪をかこうと思って行ったら近所の人がやっていたので一緒に除雪をした。いろいろと話をしながらやったが、思ったより働いてしまったためか、今朝になって少し背中が痛い感じがする。
午前中にブログを5本更新したので、3時前に気分転換もかねて車で出かけた。国道をずっと行って諏訪大社の方に曲がる交差点を曲がり、平安堂書店へ行ったのだが、道の左側に除雪した雪が積んであって、車線幅が少し狭くなっていて、対向車線に車がないときは少しラインをはみ出し、対向車線に車が来たらそろそろと進む、ということを繰り返した。路面自体に雪はなかったが、こういう道は結構怖いなと思った。
平安堂で雑誌や書籍を物色し、何を買おうかなと思ったが、結局ゲアリー・ケラー『ワン・シング』(SBクリエイティブ、2014)という本を買ってみた。趣旨としては、「二兎追うものは一兎も得ず」だから「それをすることで他のすべてがもっと容易になるか不必要になるような私にできる「一つのこと」は何か」を考え、実行しよう、と言うことのようだ。尤もだと思うのだが、多分思うだけでは実行できないので、一応本を買って読んで考えてみることにした。
【「修羅場」について考えたり】
ぼくらのへんたい 5 (リュウコミックス) | |
ふみふみこ | |
徳間書店 |
帰ってきて夕方一つブログを更新し、ふみふみこ『ぼくらのへんたい』第5巻を読み返す。この作品の感想は『個人的な感想です』で何回かにわたって書いているのだけど、何となく書けないでいたのは、結局第5巻は三人の「修羅場」と「その後」という話なので、かなりそれに直面するのが自分としてきつかったんだなということが読みながら分かった。で、修羅場に至には修羅場に至る理由があるわけだし、そのことを説明するために4巻までの流れを書いていたらそれで十分長くなってしまったので、昨日の更新はそこまでになった。更新したのは11時前になった。
【羽生結弦選手の金メダルへの道】
KISS & CRY~氷上の美しき勇者たち 2014WINTER ~日本男子フィギュアスケート ソチ冬季オリンピックをTVで応援! BOOK (TOKYO NEWS MOOK 403号) | |
東京ニュース通信社 |
夜は7時半に夕食を食べに行って、テレビを見ていたら羽生結弦選手のドキュメンタリをやっていて、『4回転サルコー』というジャンプがどういうものなのかということを初めて理解した。トーループが爪先で蹴ってジャンプして回転するのに対し、サルコーは脚を振り上げる勢いでジャンプして回転すると言うより高度なワザで、これを組み込むことによって演技構成に幅が出て、得点が1.1倍になる後半に点の高い連続ジャンプをチャンより一つ多く組み込めるようになったことが勝因だ、というのは見ていたときの感じたことと一致していた。
つまり、前半上手く行かなくても後半取り戻せる公正になっていたということだ。だから羽生は最後まで手を抜かず、全力で滑っている印象があったが、チャンは途中でミスしてから何となく意気消沈して、演技一つ一つが力が抜けた感じになってしまったんだなと思う。
コーチのブライアン・オーサー氏は前回キム・ヨナの指導をした人だと言うが、前回のキム・ヨナの演技構成は浅田真央よりずっとよかったと思っていたので、羽生はコーチ選びに大成功したと言うこともあると思う。しかしそれももちろん羽生の才能と努力が引き寄せたものだったのだろう。
ずっとソチの金メダルの写真を持っていて、迷いが生じたときにそれを見ていたのだそうだ。自分が何のために努力しているのか、それでその迷いが吹っ切れたのだと思う。練習ノートも、それぞれのジャンプについて全部記録していて、どういう意識で飛んだら上手く行ったとか、どういうことは気をつけてもだめだったとか、全部振り返ることができるようにしてあるのだそうだ。本当に頭が良い人だと思うとともに、それだけソチに賭ける執念のようなものも感じたし、細面で優しい顔立ちとは裏腹の、殺気のようなものさえ感じる部分もあった。こんな風に取り組める人こそ、つまりは天才なのだと思ったし、自ら運を引き寄せる力を持っているのだと思った。
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