停滞していた思考を前に進める/誰もいない特急の賑やかさ

Posted at 14/01/03

【停滞していた思考を前に進める】

昨日夕方帰郷。4時前までずっと『2013年に読んだ本』リストを作っていたのだが、7月の中頃まで作ったところで時間がなくなった。それにしてもこれだけ買っていれば本棚も一杯になるはずだなと思う。本好きな人は誰でもそうだとは思うが、取っておくスペースが問題だなと思うし、リストを作ってみて買ったけれども読んでない本がかなりあるということにも気がついた。それはそっちの方に教養を広げたいとその時は思ったのだけど、その時の自分の「必要」には合っていなかったということなのだなと思う。それに、本への巡り合い方というものもあるし、自分の中である程度「かたをつけた」分野に対してはたまにその分野の新しいものを読んで知識をアップデートしようと思ってもなかなか入って来ないというところがある。読みたい本、必要な本というのは自分が頭で考えているよりはっきりしてきているところがあるんだなとこういうリストを作っていると思う。

それはともかく、今年はこういうリストはもっとこまめに作るといいなと思った。以前はちゃんとリストにしてリンクも張ったページを作っていたのだけど、そういうことがとても面倒になってしまった時期があって、その頃から放置してある。それでは自分の書いてきた資源がちゃんと生かせないなと思ったらから新しいブログを作ってそれをまとめようと思ったので、まあそういうリストの方も作っておくとよけいな作業や思考も減らせるだろうなと思った。「手を回らせる」ことによって、そこで停滞していた思考がもっと進むようになる。その先に、新しい世界がある。という話に共感する。今年のおみくじの「学問」のところに「自分への甘えを捨てよ」と書いてあったが、そういうことかもしれないと思った。


【誰もいない特急の賑やかさ】

帰りの特急は指定席をとったのだけど、5時発に乗れなかったので5時半発の特急に乗った。普段、「あずさ」は新宿を出ると立川、八王子、甲府、小淵沢、茅野、上諏訪くらいの停車駅で走るのだが、昨日乗った特急は八王子の次が大月、塩山、山梨市、石和温泉、甲府、長坂、小淵沢、富士見、茅野と止まる電車で、昔でいえば急行「アルプス」だなと思った。今は急行「アルプス」は廃止されて優等列車は特急「あずさ」だけになってしまっている(全国的に急行はほとんど廃止されている)ので、「あずさ」が「アルプス」の肩代わりをして、列車によっては急行並みに停車するようになったようだ。

もうひとつ言えるのは「あずさ」は新宿発が毎時0分なのだが、甲府ないし小淵沢行きの「かいじ」が毎時30分発でこれがもともと急行的なのだけど、それが5時半だけ足を伸ばして松本までいく「あずさ」になっている、ともいえる。停車駅を増やすならそれは急行にして料金を下げればいいのではと思うが、まあ車両を統一するとか「あずさ回数券」のような割引切符を使いやすくするとか増収とか「急行停車駅」より「特急停車駅」の方が駅のブランドが上だから地元が満足するとかいろいろあるんだろうなと思う。

甲府を出てから車内はガラガラで、気がついたら11号車に乗っていたのは私一人だった。車内が何だかはぜる音とかボーンボーンという音とかきしむ音とかなんだか賑やかで、ポルターガイストみたいなラップ音みたいなのがずっと鳴っていた。人が乗っていない車両というのはそういうものなんだろうか。あんまり悪い感じのする雰囲気でもなかったけど、何かが私を退屈させないようにしていた感じもする。

なんだか全体に、今年はいろいろなものに祝福されている感じがする。有り難いことだと思う。気合を入れて自分を守り、しっかり前に進んで行きたいと思う。

帰宅すると弟とその息子、妹とその娘が来ていたので甥姪にお年玉。お餅を食べたりお節を食べたりして郷里の正月を過ごした。

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by Luke Peterson

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