自分の過去に接続する/漫画アニメ単行本雑誌6本感想総まくり/WiMAXを導入した
Posted at 14/01/10 PermaLink» Tweet
【自分の過去に接続する】
最近、「自分の過去に接続する」ということを意識的にいろいろやっているのだけど、昨日はアート、小説、音楽、映画に関するブログを新しく作って、はてなブログで公開した。それに「Eyes and Wind」という題をつけたのだけど、これは私が1999年から2005年まで公開していたウェブ日記につけていた題だ。こういう形で過去に接続することで、自分が今まで生きてきた中で作ってきて、ある意味ほったらかしにしてきた部分を、今こそすべて生かそうという気持ちがある。
新しい世代の人たちが新しいことをやっているのにとても刺激されるのだけど、私たちの強みは私たちがいくつもの時代を生きてきたということにしかないわけで、それらの時代を懐かしんだりとらわれたりするというのではなくて、その時代を知っていることのメリットを最大限生かして新しいものを作って行きたいと思う。
そんな意味を込めて古い革袋に新しい息吹を吹き込み、新しい酒を盛ることにしたわけだ。
また、以前使っていて今ではツイッターのログを公開するのに主に使っているgooブログも一定のアクセスがあるので、これも活かし方を考えた方がいいように思っている。まだ具体的にどう生かすかは決まっていないのだけど。
【漫画アニメ単行本雑誌6本感想総まくり】
昨日今日でマンガ・アニメ関係の雑誌・単行本を6冊も買ったので、なかなか全部に感想を書くということもできないのだが、こういうものはなぜか発売日が重なるので、こういうことが良く起こる。私の買っている雑誌は、月の8日までは週刊誌以外は出ない。1月はお正月なので週刊誌も発売日が飛ばされるため、たまたまという部分もあるが9,10に発売日が重なった。
買ったのは9日(木)が『別冊少年マガジン』2月号と『モーニング』、それに小林よしのり『ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇』(小学館)。今日10日に買ったのは『週刊漫画Times』、『ビッグコミック』、『アニメージュ』2月号だ。
ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇 | |
小林よしのり | |
小学館 |
『大東亜論』はSAPIOの連載でけっこう読んでいたのだけど、ラストの来島恒喜の大隈重信襲撃の場面は初めて読んだ。何というか、小林さんのマンガは、特に歴史関係のことは知ってはいるけどあまり印象的でなかったようなことを、いちいちきちんと絵にして印象付けるのが上手いなと思う。瀕死の重傷を負い片足を失った大隈重信が、暗殺者でありその場で自決した来島の命日に香料を届けていたというのは有名な話なのだが、小林さんの絵でそのように描かれるとまたうーんと唸ってしまう。読むべきポイントをピックアップし、そこにスポットライトを当てるやり方が、小林さん独特の技術があって、たぶんそれはギャグ漫画で会得した方法なのだと思うが、個性的だなといつも思う。もう一度読みなおそうと思っている。
『別冊少年マガジン』はまずは『進撃の巨人』第53話を読むため。感想はアメブロの方に書いたが、またいろいろと新たな謎が投入されていて面白かった。そして自分としてはじっくりと読んでいるはずなのに気がつかなかったポイントがまとめサイトを読んでいたら上げられていて、実際読むのに参考書(あんちょこ)が必要なマンガなんて久しぶりだなと思う。相変わらずネタも満載で、かなりそこに気を取られていた。そのほか、『悪の華』の展開も面白かったが、そのほかではまだ読んでいない作品が多く、暇なときに目を通そうと思う。
『モーニング』では何と言っても『ピアノの森』のショパンコンクール・クライマックスが続いていて、カイの演奏のあとにまだレフの演奏があるという展開が普通の盛り上げ方と違って気になる感じだ。しかしこのマンガも、これだけの熱量を維持するのは大変だと思う。『Giant Killing』がどんどん絶望的な展開になっているのがすごいが、さて作者はここで何を描こうとしているのか。『いちえふ』は、原発事故現場で働くのも働くまでが大変だという話。そんなものなんだ、と驚くことがいろいろと。『グラゼニ』はポスティングの話が相変わらず面白い。
『週刊漫画Times』では『重機甲乙女豆だけど』と『これからコンバット』の兵器を使った戦闘もの2作品が面白かった。特に『重機甲乙女』は登場人物のキャラが立ってきた感じ。設定が複雑で読んでいてめんどくさい面が強かったのだが、展開が面白いとそういう部分が気にならなくなって来る。あたりまえだが、ストーリーにおいて「展開」は重要だなと改めて思う。
それから『神様のバレー』が最近読むのが楽しみ。どこまで作戦を用意してるんだ、という感じも凄いが、県下有数の進学校という設定のメンバーが自分で考えて自分で作戦を応用していくという感じがすごくいい。「からだに沁み込んだ感覚的バレー」の限界を明らかにして行くというのは大変比喩的な感じで、現代のいろいろな局面に当てはめることが出来そうな話だと思った。
『東京カウンセラー』は過去の罪にさいなまれる青年(元少年)の話。こういう人、実際にたくさんいるんだろうなあと思う。少年が罪を犯す前にそれを止められるような教育や政策がもっと打てたらいいのだろうと思うのだけど、もちろんどんなふうにしたってそういうものが全くなくなることはないだろう。一度罪を犯したあと、そこからどうやって自分から更生の道を進む力を得ていくか、が大事なことなんだろうと思う。軽重に関わらず一度や二度の「罪」を犯すことがなかった人間なんてほんとうは存在しないわけで、強く優しく生きていくための力を得るための道が、少しでも多くの人に見えればいいのだけど、と思う。
あと、自分が好きなのは『10歳からの家族計画』で、主人公だと思っていた尾津浩人が実は一番謎めいた存在だというのが逆転の発想で面白い構造だと思った。その理由の一端が今週は明らかになったのだけど、それが話の中にどうつながっていくのかはまだ分からない。遺伝子に組み込まれた恋の感情、みたいな科学と心理と恋愛と人間関係の、合理性と感情と性格と人間性のドラマみたいな、何と言えばいいのだろうこういう話は面白いと思う。
『ビッグコミック』では巻頭カラーの『S』で、これは基本的に警察の特殊部隊の話なのだけど、エアマーシャルという役職の人物が出てきていて、これがどういう仕事なのか、ちょっと楽しみだ。巻末の『ゴルゴ13』はアフリカに進出する中国が手段を選ばず食いこんでいく感じが良く描かれていると思った。ゴルゴに肉体的な危機が迫る話が最近多い気がするが、まあそうでもしなければ十分なサスペンスが得られないくらいの超人だからある意味仕方ないのかな。この長大な連載期間のうち、それに頼らないで描かれた作品が膨大にあるということの方がすごいわけだけど。
あとはジャズのサックスのマンガ『Blue Giant』が本当に音を聴きたくなる絵柄で、最近すごいなと思っている。
『アニメージュ』では『進撃の巨人』の掲載は表紙のリヴァイだけかと思ったら、単行本12巻限定版の特典OADになっていたDVDの『イルゼの手帳』が特集されていてそこに来たか、とちょっと驚いた。確かにこのDVDのイルゼ・ラングナーと謎の巨人の関係は興味深い(もともと原作のマンガでは第5巻の巻頭に掲載されていて、アニメがオンエアされていた時もまとめサイトなどではいつ『イルゼの手帳』が取り上げられるのか、というのはずっと話題になっていた)し、イルゼの絵もよく描かれているし巨人との関係もすごく面白くて魅力的だなとは思っていたのだけど、まさか老舗のアニメ雑誌『アニメージュ』で「大特集」と銘打って取り上げられるとは思わなかった。作画監督たちの対談も読みごたえがあった。
【WiMaxを導入した】
シンセイコーポレーション DIS mobile WiMAX接続専用 WiMAXデータ通信Wi-Fiモバイルルータ URoad-Aero ホワイト URoad-Aero(White)/DM | |
シンセイコーポレーション |
とマンガの感想ばかりになったが、今朝は6時半ごろ起きてモーニングページを書き、職場のごみを処理に出かけて(そう言えばうちのごみを捨てるのを忘れたことを今思い出した)、帰りにビッグコミックと週刊漫画Timesを買って帰った。だいぶ雪が残っていて、今日は畑にはいかなかった。
マンガを読んだり心覚えを書いたりしたあと、10時半ごろ出かけてヤマダ電機へ行った。いろいろ考えて、やはりポケットWiFiを買わない理由はないと思うようになり、その契約のために出かけたのだ。いろいろ話を聞いて検討し、WiMAXで契約することに決めて、1時間くらい待てということでヤマダを出て本屋に行き、『アニメージュ』を買って戻ってきて、ヤマダ電機の駐車場で『アニメージュ』を読みながら時間をつぶした。
1時前に契約は完了したのだが、使い方を簡単に教えてもらって、その場でiPhoneに接続できた。帰ってきて昼食をとって部屋に戻ってこちらで主に使っているWindows7のPC(無線LAN対応)に接続してみたら簡単にインターネットにつながり、今まで何をためらっていたのかと思った。これで自室にいるときでもiPhoneでなくPCでネットに接続できるから、だいぶやれることの幅が広がる。ただ、今でさえ大きい目に対する負担が一気に大きくなる可能性もあるので、体調を見ながら使っていかなければとは思うのだが。
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