雪降る中で草刈り/可愛くハードな『ぼくらのへんたい』と少女マンガの王道のパターンを踏む『海月姫』
Posted at 13/12/13 PermaLink» Tweet
【雪降る中で草刈り】
今日は朝起きるのが遅くなったので、支度をしてから先に畑の草を刈りに行く。雪がちらついていたけれどもまだ積もってはいないし、マイナス2度くらいだったが身体を動かしていれば寒いというほどではなかった。普通に過ごしていても、歩けば下半身は使うけれども上半身、特に腕力を使う仕事はあまりないので、草を刈るときに蔓を引っ張ったり灌木を切るためにのこぎりをひいたり、斜面でバランスを取りながら草を運んだりするのは腕力だけでなく全身を使うので、大した運動ではないがしないのとするのとでは大きな違いがあるなと思う。刈り残しもけっこうあるのであとでまた刈らないといけないが、その都度気がついたところを刈って行けばあまり畑の荒れ方を気にしないでいいなと思う。
図書館の主 7 (芳文社コミックス) | |
篠原ウミハル | |
芳文社 |
朝食後、家のごみを出して車で職場に出、職場のごみを出してサークルKに回り、週刊漫画タイムズを買う。帰ってきて読んだが、今週はとても充実していた。巻頭の『図書館の主』はついに御子柴と父との葛藤の話。『美味しんぼ』では1巻で出て来る対決内容が単行本8巻相当で出て来るわけだが、さてどんな展開になるのか。
少し人生来し方行く末についてものを思ったりしたあと、10時半ごろに車で出かけてTSUTAYAへ。今日発売の東村アキコ『海月姫』13巻(講談社)とふみふみこ『ぼくらのへんたい』4巻(徳間書店)を買う。出版社の勢力の違いか、『海月姫』はすぐ見つかったが『ぼくらのへんたい』は分かりにくい場所で、探すのに手間取った。
そのまま車で久しぶりにユニクロに。シャツの上に着る薄めのセーターか何かを買おうと思って出かけたのだが、けっこうこんでいた。いろいろ考えたがワインカラーのフリースのモックネックTシャツとカシミアの黒のVネックを買った。ユニクロのカシミアってどのくらい持つのか、という疑問はあるんだが、まあ試しに。
【可愛くハードな『ぼくらのへんたい』と少女マンガの王道のパターンを踏む『海月姫』】
ぼくらのへんたい 4 (リュウコミックス) | |
ふみふみこ | |
徳間書店 |
帰ってきてマンガを読む。『ぼくらのへんたい』4巻は連載を読んでいるのでときどき「あれ?これは書き直してるんじゃないかな?」と思うところを確認する、という感じ。気がついたのはドアノブの位置がおかしかったのが消されていたことくらいかな。あと、連載時に気になったまりかの眼の感じがあまり気にならなくなっていたので、どこか修正があるのかもしれないがそこはそんなにしっかりは確認していない。おまけマンガでストーリーと無関係のことを書くのではなく、調理部の三年生が卒業してあかねちゃんが部長になり、ともちが入部するくだりを書いてくれてたのは空白が埋まったという感じ。まあこの人たちのくだりは私はわりと安心して読んでられる。ユイとパロウのくだりはハードに感じるなあ。まあ、まりかは自らこの道(特に注は付けなかったけど、このマンガを知らない人のために書いておくとまりかとユイとパロウは中高生の男の娘です)を選んでいるのに対し、彼らはある意味強いられたものだから、ということはあるんだろうと思う。まりかももちろんやばいところはやばいんだけど。ちなみにふみさんの出世作『女の穴』と2月刊行予定の『恋につきもの』が来年実写映画化されるそうだ。特にあのシュールでSF的な『女の穴』をどう映画にするのか、楽しみだ。
海月姫(13) (講談社コミックスキス) | |
東村アキコ | |
講談社 |
『海月姫』13巻。アジアのアパレルの雄に連れてかれて高級ホテルに押し込められ…って展開はなんていうか東村アキコならでは。こういう現代の『マイフェアレディ』的な展開は、取材費も(笑)膨大にかかるだろうけど、元来そういうことがすごく好きそうな東村さんならどんどんやっちゃいそう。(クラゲおたくで衣装デザインに思わぬ才能を見せた)月海が初めて洋服とは何か、ファッションとは何かと考え始める展開がすごくいい。鯉渕兄弟の空回りっぷりも相変わらずいいが、弟の(女装男子の)蔵之介が酔っぱらって真情を吐露しちゃうところなんかは180度ひねって少女マンガの王道で、こういうふうにぱしっぱしっと要所要所を決めて来る感じがやはり東村アキコは面白いなと思う。ちなみに再婚したそうで、ファッションデザイナーの夫のアニメおたくっぷりを描いたおまけマンガが可笑しい。なんていうかやはり、この人は読んでいて楽しくなるマンガを書くなあと思う。モーニング連載のいくつかは飛び過ぎというか悪ノリのし過ぎ感があってちょっとどうなのと思うのだけど、丁寧に「女の子の憧れ」を描いたこの作品は、すごく好きだ。
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