一日の全体を決める朝の時間をどう過ごすか/モーニングページが吐き出す場所から行動のための覚書になってきた
Posted at 13/11/30 PermaLink» Tweet
【一日の全体を決める朝の時間をどう過ごすか】
朝の過ごし方というのは、大事だと思う。どう一日をはじめるかは、その日の全体を決めてしまいかねないからだ。朝は一番、自分の中の素直なものを出せる。ただ、寝る前に何か自分を縛りつけるようなことをしていると、それを解くことから始まってしまうのだが。
だから寝る前にはあまり重いものを読んだり、見たり、考えたりはしない方がいい。
ただ、考える必要があることを寝る間際まで考えて、ええいわからん!と投げ出して寝ると朝その問題解決のヒントがひらめいたりすることはある。意識的ではないにしても、そんなふうに睡眠を使うこともある。
ただ、大事なことは、「投げ出す」ということであって、寝る前に集中を解いておいた方がいいということだ。
あまり泥のように疲れて眠ってしまうと、何かを抱えたままになってしまうことが多いので、意識して投げだしてから眠るようにしているのだけど、必ずしもそうはなってないことが多くて困る。
朝起きると、特に今は寒いので、なかなかすたっとは起きられないことが多い。これは本当はどうするのがいいのか、自分の中でまだ確定していない。ぱっと起きてぱっと行動する方がいいと以前は思っていたが、いまは寝床の中で身体を緩めたりのびをしたりしながら身体の気になるところを探っている。どうしても右腕に力が入ったまま寝てしまうことが多いから、右肩が凝っていたり、どうも右の足首に力が入っていたりする。これは食べ過ぎと関係があると野口整体ではいうのだが、足首が固く重くなるのはその部分が疲れて力が入らなくなっていることが多いから、重心のかけ方を工夫したりする。
何となく体の調子がつかめてきて、どうも少し身体を揺すった方がいいと思ったら活元運動をする。これは野口整体の方法。そのまま起きたい感じだったり時間がなかったりするときは(とくに冬になると暗いこともあってなかなか早くは起きられない)ぱっと起きて布団を上げたり手洗いに行ったり冷たい水を飲んだりお茶を入れたりする。
そしてモーニングページに向かう。これは『アーチストウェイ』の方法。心に浮かんだよしなしごとをそこはかとなく書き付ける。まあ何を書いてもいいのだが、身体の調子や何となくの不満、考えていたことについて思いついたこと、よくわからないけどどこからかやってきたアイデアをそのまま書いたり、妙に熱情的な文章になったりすることもある。これを一応3ページ基準で書く。原稿用紙ノートに書いているので200字詰め3枚、600字書くことになるが、3枚書くのがすごく大変な日もあれば、気がついたら10枚以上書いている日もある。10枚と言っても原稿用紙5枚分だから大したことはないのだけど。
そのあと、ゴミ捨てのある日には車に乗って職場に出かけ、資源ごみをまとめたり普通ごみをまとめたり。それを集積場所に持って行って、雑誌の発売日には帰りにコンビニに寄る。木金は週刊誌、9日・10日・19日・25日・28日には隔週誌・月刊誌を買う。コンビニで売ってないものは10時過ぎに書店に買いに行くことになるが。
帰って来てから草を刈りに行く。夏休みに、部屋のまわりの草刈りから初めて、それが終わると東の畑、それが終わると西の畑。夏の終わりから秋の初めは、畑に行く道が草が茫々で全然通れず、まずそこから草を刈っていたのだが、今年は蜂が多くて、刈るのが大変だった。それも秋が深まって来ると全然大丈夫になってきて、栗を拾ったり胡桃を拾ったり、また柿をもいだりする作業も加わった。柿を取る高枝切りばさみを買ってそれなりに取ったけれども、高いところにある柿は梯子をかけて高枝切りばさみを使っても届かず、今でも空に木守としてずいぶんたくさん残っている。
今は西の下の畑を刈り終わり、上の畑も刈り終わって、畑の周辺の斜面を少しずつ刈っている。鎌では切り取れない太めの灌木がけっこう多くて、山仕事用の鋸も併用しながら刈り進めている。
基本的には毎日長くて15分くらいしかやらないのだが、それでも3カ月以上晴れた日で郷里にいる日は毎日やっているので、かなり進んできた。
それを終えて8時。池の鯉に餌をやり、仏壇に線香を立てて手を合わせて、朝食。
どうも私は性格上、やることすべてルーチン化していくので、時には省略した方がいいかと思うことも多いのだが、やらないとやり残したことがある感じになってしまうので困る。東京でも、畑の草刈りなどはやれないが、できることはなるべくやっている。
【モーニングページが吐き出す場所から行動のための覚書になってきた】
最近、モーニングページの書き方で考えているのは、昨日も書いたけれどもテーマを決めること。いや、決め立って書きたいことがふわっと出てくればそっちが優先なので、全部書けるわけでは必ずしもない。
1、体調のこと。これは寝床の中で感じたことで書きたいことがあったら書く。2、心の状態のこと。何か引っ掛かってることや、感情的になってることがあったらそれも。身体に気をつけていると、息が浅くなっているとか、目が重いとか、そういう体調のことが原因になって気がつかないけど気分が重いということもある。身体と心はつながってるなと思う。心が何か不調だと思うことを書いているうちにすっきりして、そうなると身体も元気が出て来ることもある。不思議な関係。
3、たましいの状態。たましいというと上手く言えないが、まあ心の奥にあることという感じ。朝はなんか、そういう隠れている、自分でふだん気がついていない本音みたいなものに気がつきやすい。それがちらっと見えたら必ず書くようにする。そうするとそれが、実はいま自分が抱えている問題だったりする。あるいは、数十年間抱え続けてきた問題だったりする。私は基本的にいやなことはすぐ忘れてしまう方なのだが、まあそれはある意味自分のこころを守る方便なんであって、解決されないものが心の奥にそのまま残っていることはよくあるのだ。まあそういうことを毎度毎度ブログのネタにしているわけだけど、そういうものを明らかにして行くことによって自分の心の奥のたましいとでもいうべき部分が楽になることが良くあるのだ。そしてそのテーマの向こうに、いまやりたいことが見えたりするわけだ。
4、やりたいこと、書きたいこと。そんなふうに、心の奥の方からテーマが見つかることもあるし、なんかちょっとたまたま目にしたものがすごく気になって、そのことについて書きたいなと思ったりする。そういうことはメモしておいて、ブログのネタにしたり創作の種にしたりする。
5、今日やりたいこと、やる予定にしていること、つまり一日のスケジュール関係。これは、この段階でだいたい書きだしておいた方が一日の予定がスムーズに進むようだ。これはまだあんまりきちんとやってないけど、たぶんやった方がいいと思う。
昨日『東京カウンセラー』を読んでいたら、「マインドフルネス認知療法」というのが取り上げられていて、マインドフルネスというのをWikipediaで引いてみると、これは仏教でいう「念」のことなのだそうだ。念というと思考とか言語的なものが思い浮かぶがこれは中国仏教的な偏りで、本来は仏などをありありと思い浮かべたりする、観想というようなことらしい。
そう考えてみるとこれは成功本とかスピリチュアル的なものでよく取り上げられる「思考は現実化する」というのと同じことを言ってるんだなということがわかる。家が欲しかったらその家をありありと思い浮かべられるようにしておき、場合によっては理想の家の写真を張っていつも眺めているようにするというやつだ。
これはまあ正直自分ではうまくそういう想像みたいなことが出来ないでいたのだけど、むしろ一日の予定を思い浮かべたりするところからやってみた方がやりやすいと思った。私は結局、物質的なものがあんまりほしいわけではないので、いつも自由自在にさらさらと自分のやりたいことをやってのけ、じぶんのやりたい状態にできたらそれで満足だと思うから、自分のやりたいことからそういうふうにやってみたらいいと思った。
まあそういうことと同じ考え方が仏教から来ていることとか、それが心理学的な療法に応用されているとかいうことは面白いなと思ったのだった。
6、長期的に取り組みたいこととか、書きたい作品、実現したいことなど。とりあえず実現したいのは文章を書いて、書くことで生活することが出来るようにすること。リアルでもネットでも、上手くあるものを活かして、あるいはこれから出てくるものを先取りして、文章をお金を払って読んでもらえるような仕組みを出来れば作りたいと思う。これも何かうまくイメージできるとその方向に念を持って行けばいいと思うのだけど、なかなか難しい。でもそんなことを、毎日少しずつでも考えて、モーニングページにも書いているといいと思う。
当然こんなことは3ページには書ききれないので、いつもその中のどれかをちょっと書いているだけなのだけど、吐き出すためのノートだったモーニングページが、だんだんものを書くネタ帳になったり、行動するための覚書になってきたりするのはちょっと嬉しい。どちらにしても、心の中の出来るだけ奥まで、自分がわかるように書いて行くということが今でもまだ一番大事なことではあるのだけど。
カテゴリ
- Bookstore Review (17)
- からだ (237)
- ご報告 (2)
- アニメーション (211)
- アンジェラ・アキ (15)
- アート (431)
- イベント (7)
- コミュニケーション (2)
- テレビ番組など (70)
- ネット、ウェブ (139)
- ファッション (55)
- マンガ (840)
- 創作ノート (669)
- 大人 (53)
- 女性 (23)
- 小説習作 (4)
- 少年 (29)
- 散歩・街歩き (297)
- 文学 (262)
- 映画 (105)
- 時事・国内 (365)
- 時事・海外 (218)
- 歴史諸々 (254)
- 民話・神話・伝説 (31)
- 生け花 (27)
- 男性 (32)
- 私の考えていること (1052)
- 舞台・ステージ (54)
- 詩 (82)
- 読みたい言葉、書きたい言葉 (6)
- 読書ノート (1582)
- 野球 (36)
- 雑記 (2225)
- 音楽 (205)
月別アーカイブ
- 2023年09月 (19)
- 2023年08月 (31)
- 2023年07月 (32)
- 2023年06月 (31)
- 2023年05月 (31)
- 2023年04月 (29)
- 2023年03月 (30)
- 2023年02月 (28)
- 2023年01月 (31)
- 2022年12月 (32)
- 2022年11月 (30)
- 2022年10月 (32)
- 2022年09月 (31)
- 2022年08月 (32)
- 2022年07月 (31)
- 2022年06月 (30)
- 2022年05月 (31)
- 2022年04月 (31)
- 2022年03月 (31)
- 2022年02月 (27)
- 2022年01月 (30)
- 2021年12月 (30)
- 2021年11月 (29)
- 2021年10月 (15)
- 2021年09月 (12)
- 2021年08月 (9)
- 2021年07月 (18)
- 2021年06月 (18)
- 2021年05月 (20)
- 2021年04月 (16)
- 2021年03月 (25)
- 2021年02月 (24)
- 2021年01月 (23)
- 2020年12月 (20)
- 2020年11月 (12)
- 2020年10月 (13)
- 2020年09月 (17)
- 2020年08月 (15)
- 2020年07月 (27)
- 2020年06月 (31)
- 2020年05月 (22)
- 2020年03月 (4)
- 2020年02月 (1)
- 2020年01月 (1)
- 2019年12月 (3)
- 2019年11月 (24)
- 2019年10月 (28)
- 2019年09月 (24)
- 2019年08月 (17)
- 2019年07月 (18)
- 2019年06月 (27)
- 2019年05月 (32)
- 2019年04月 (33)
- 2019年03月 (32)
- 2019年02月 (29)
- 2019年01月 (18)
- 2018年12月 (12)
- 2018年11月 (13)
- 2018年10月 (13)
- 2018年07月 (27)
- 2018年06月 (8)
- 2018年05月 (12)
- 2018年04月 (7)
- 2018年03月 (3)
- 2018年02月 (6)
- 2018年01月 (12)
- 2017年12月 (26)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (5)
- 2017年09月 (14)
- 2017年08月 (9)
- 2017年07月 (6)
- 2017年06月 (15)
- 2017年05月 (12)
- 2017年04月 (10)
- 2017年03月 (2)
- 2017年01月 (3)
- 2016年12月 (2)
- 2016年11月 (1)
- 2016年08月 (9)
- 2016年07月 (25)
- 2016年06月 (17)
- 2016年04月 (4)
- 2016年03月 (2)
- 2016年02月 (5)
- 2016年01月 (2)
- 2015年10月 (1)
- 2015年08月 (1)
- 2015年06月 (3)
- 2015年05月 (2)
- 2015年04月 (2)
- 2015年03月 (5)
- 2014年12月 (5)
- 2014年11月 (1)
- 2014年10月 (1)
- 2014年09月 (6)
- 2014年08月 (2)
- 2014年07月 (9)
- 2014年06月 (3)
- 2014年05月 (11)
- 2014年04月 (12)
- 2014年03月 (34)
- 2014年02月 (35)
- 2014年01月 (36)
- 2013年12月 (28)
- 2013年11月 (25)
- 2013年10月 (28)
- 2013年09月 (23)
- 2013年08月 (21)
- 2013年07月 (29)
- 2013年06月 (18)
- 2013年05月 (10)
- 2013年04月 (16)
- 2013年03月 (21)
- 2013年02月 (21)
- 2013年01月 (21)
- 2012年12月 (17)
- 2012年11月 (21)
- 2012年10月 (23)
- 2012年09月 (16)
- 2012年08月 (26)
- 2012年07月 (26)
- 2012年06月 (19)
- 2012年05月 (13)
- 2012年04月 (19)
- 2012年03月 (28)
- 2012年02月 (25)
- 2012年01月 (21)
- 2011年12月 (31)
- 2011年11月 (28)
- 2011年10月 (29)
- 2011年09月 (25)
- 2011年08月 (30)
- 2011年07月 (31)
- 2011年06月 (29)
- 2011年05月 (32)
- 2011年04月 (27)
- 2011年03月 (22)
- 2011年02月 (25)
- 2011年01月 (32)
- 2010年12月 (33)
- 2010年11月 (29)
- 2010年10月 (30)
- 2010年09月 (30)
- 2010年08月 (28)
- 2010年07月 (24)
- 2010年06月 (26)
- 2010年05月 (30)
- 2010年04月 (30)
- 2010年03月 (30)
- 2010年02月 (29)
- 2010年01月 (30)
- 2009年12月 (27)
- 2009年11月 (28)
- 2009年10月 (31)
- 2009年09月 (31)
- 2009年08月 (31)
- 2009年07月 (28)
- 2009年06月 (28)
- 2009年05月 (32)
- 2009年04月 (28)
- 2009年03月 (31)
- 2009年02月 (28)
- 2009年01月 (32)
- 2008年12月 (31)
- 2008年11月 (29)
- 2008年10月 (30)
- 2008年09月 (31)
- 2008年08月 (27)
- 2008年07月 (33)
- 2008年06月 (30)
- 2008年05月 (32)
- 2008年04月 (29)
- 2008年03月 (30)
- 2008年02月 (26)
- 2008年01月 (24)
- 2007年12月 (23)
- 2007年11月 (25)
- 2007年10月 (30)
- 2007年09月 (35)
- 2007年08月 (37)
- 2007年07月 (42)
- 2007年06月 (36)
- 2007年05月 (45)
- 2007年04月 (40)
- 2007年03月 (41)
- 2007年02月 (37)
- 2007年01月 (32)
- 2006年12月 (43)
- 2006年11月 (36)
- 2006年10月 (43)
- 2006年09月 (42)
- 2006年08月 (32)
- 2006年07月 (40)
- 2006年06月 (43)
- 2006年05月 (30)
- 2006年04月 (32)
- 2006年03月 (40)
- 2006年02月 (33)
- 2006年01月 (40)
- 2005年12月 (37)
- 2005年11月 (40)
- 2005年10月 (34)
- 2005年09月 (39)
- 2005年08月 (46)
- 2005年07月 (49)
- 2005年06月 (21)
フィード
Powered by Movable Type
Template by MTテンプレートDB
Supported by Movable Type入門