生きるためにぎりぎり必要な楽しさ

Posted at 13/10/20

【生きるためにぎりぎり必要な楽しさ】

そろそろ出かける時間になってしまう。考えたりまとめたりするのに時間がかかって、ちゃんとしたことを書く段になると時間が足りなくなってしまうというのはよくあることなんだが何とかしたいものだ。

このところ書いてきたものにもとりあえずのまとめをして次の段階、実際にサイトを楽しくしたりあるいはリニューアルしたり、創作に取りかかったりするところに入ろうと思っているのだけど、自分の中でなんだかよくわからないまま生きてきた時代というのは結構長くて、だからそれを整理して自分ていうのは本当はこういう人間で、こういうふうに生きてきたんだよとちゃんと整理するのにはまだちょっと時間が必要なんだなと思う。

いろいろ経験してきたことが全部そのまま話のタネにしたり材料にしたりできるかと思っていたんだけど、それは全然そんなことなくて、自分でもわからないまま生きていた時代のことというのは、書きようがないのだ。その時感じていた情けない思いみたいなものについては書けないことはないけど、そういうものはそれだけではなんだかそんなに面白いものでもない。アクセントとしてそういうのもあってもいいけど、やっぱり私は実際のところ本当は景気のいい話の方が好きな人間なので、あんまりうじうじ暗いことばかり書いていても自分のことが分からなくなってしまうだけであんまりおもしろくはならないんだということがだんだんわかってきた。

私にとって90年代と0年代は苦しいことが多い時代だったけど、それは絶対苦しいことだけではなくて、自分なりに何か楽しいことのかけらを見つけてそれを楽しもうとしていたことは確かだから、楽しいことについて書くことがある80年代や最近のことよりも、むしろそういうときの方が人間にとってぎりぎり生きるために必要な楽しさの質みたいなものが見えてくるかもしれないと思う。

楽しさというのは、求めないと得られないから、それだけ求め方というのは喫緊の課題だろうなと思う。多分そのあたり、探れば書くことはありそうなので、そんなことを考えてみればいいかと思った。

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