自分酔い/『進撃の巨人』:エレンの覚醒と「座標」
Posted at 13/10/15 PermaLink» Tweet
【自分酔い】
今日は7時間以上寝てめざめは爽快だったのだが、どうも気候が体調に合わないというか、寒くて乾燥しているのに気圧が低くて空が曇っているという感じが気持ち悪い。ブログに最近書いていることの考えをまとめて話を進めようと思っていたのだけど、自分とはどういうふうに考えがちな人間なのかとか、自分は世界をどうとらえているのかとか考えていたからだろうか、何というか自分の毒にあたったみたいな「自分酔い」とでもいうべき症状なのかもしれない。あ、そうか、こういうのを自家中毒というのか、そうだな。
ということでそのネタは少しお休みにして、『進撃の巨人』のことなど。
【『進撃の巨人』:エレンの覚醒と「座標」】
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9月の末にアニメの放送が終わり、あまロスならぬ巨人ロスになっている人も多いと推察されるが、『別冊マガジン』では最新50話が掲載され、ニュータイプアニメアワードではテレビ作品賞・監督賞などを受賞したというニュースもあり、また12日にはイベント『アタック 音 体感』(作品名の英訳"Attack on Titan"にかけたもの)もあって、まあ話題は途切れることなく続いているし、アニメ放送中ほどではないけれども、公式サイトや『進撃の巨人速報』や『進撃の巨人ちゃんねる』などのまとめサイト、ニコニコ動画のMAD動画などもまだけっこうチェックしている。新しいものがまだまだ投稿されているのを見ると、やはり熱心なファンが多い作品なのだなあと思う。
ネタバレなので読みたくないかたは以下スルーしてください。考察の対象は別冊マガジンの最新話までなので、アニメしか見てない方、単行本までの方は気になる方もいるかと思います。
最新50話で、エレンが新たな能力=巨人に自分の敵を攻撃させる能力を獲得する、というかそういう能力に覚醒するのだけど、考えてみたらエレンが新しい能力に目覚めるときは常にミカサがいるということに気付いた。
巨人になるには強い動機が必要、というのが今までもあったが今回は母に対する復讐や襲われている昔なじみのハンネスを救うという強い動機があったにもかかわらず巨人化できず、自暴自棄になって叫ぶエレンにもう最期と観念したミカサがエレンに感謝を伝えるとエレンに変化が起こり、再び攻撃の意思を見せることによってその能力を獲得する。その変化がエレンに起きたということに気付いたのはライナーとユミルという自らの巨人化能力のある二人だけで、彼らは結局壁の中には帰還しないので、そのことがどれだけ調査兵団側に認識されたのかが分からない。ただそれは、絶望と思われていた壁の中の人類に「未来がある」(ユミル)と確信させるだけの力であるようだ。
もともと、幼いエレンがミカサの両親を殺しミカサを誘拐しようとした人買いたちを倒すという場面も圧倒的な石がなければ不可能だし、それを誘発したのはまだ会ったこともなかったミカサだった。次にトロスト区攻防戦でエレンが死んだと思い絶望したミカサがエレンの言葉を思い出してほとんど素手で巨人に立ち向かおうとした時、巨人化して自分をコントロールできない状態のエレンがミカサを救い、結果的に同期の訓練兵たちを救った。それから駐屯兵団に疑われエレンをかばうミカサとアルミンにも砲弾が放たれた時、自傷行為によって巨人化し彼らを救った。自傷行為がきっかけになるということをその時初めて把握している。そして今回だ。
アルミンもまた、アルミンの夢に共感したことでエレンは自分を取り戻し、自分の使命を果たすことができたから、何か重要な存在なのだとは思うが、その特殊能力のメルクマールである「座標」というものはエレンとミカサの関係の中のどこかにあるのだろうということは推察できるなあと、今朝思ったのだ。ということをとりあえずは今日は記しておこうと思う。
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