何も考えずに身体を動かす/伝統性・近代性・オルタナティブの混沌を整理する
Posted at 13/10/04 PermaLink» Tweet
【何も考えずに身体を動かす】
今朝は最低気温で13度はあったのでそんなに寒いわけでもないのだが、かなり肌寒く感じた。モーニングページを書いて職場のゴミを捨てに行き、週刊漫画タイムズを買って帰宅。裏山を少し見に行ったが、今朝は忙しかったので草は刈れなかった。食事をし、家のごみを捨てて8時半ごろに松本に出発。
岡谷から長野自動車道に乗るが今朝はかなり車が多かった。松本で操法を受ける。草刈りのことを話したら、それはいいですね、と言われた。何も考えずに身体を動かすのがいいということのようだ。私自身もそう思っているのだけど。帰りは割合空いていて、12時前に帰宅した。
帰宅してから週漫を読み、感想をツイート。昨日ツイートしたモーニングの『いちえふ』が、ツイッター上で村上隆氏をはじめとして多くの人がツイートしていて、やはり話題性のある作品だと思った。マンガの感想やお勧めの内容はブログに書くほどまとまるとは限らないが、なにかひとこといいたいという感じの時が多いので、ツイッターには向いていると思った。わりと過不足ない感じ。
【伝統性・近代性・オルタナティブの混沌を整理する】
昨夜書いたブログで自分の方向性、考えていることがわりとはっきりさせられたと思う。つまり私は、機械論的な考え方や科学的な方法や民主主義的な思考、つまり西欧近代的な思考「のみ」を物差しにして考え、それ以外を許さないとすることは、人間の在り方・動きを縛りつけ、角を矯めて牛を殺しかねない危険があるということを強く感じていて、そうせずに人間が生き生きした活動をするための方向性を示して行くための活動がしたいと思っているということだ。
それは反科学主義とか非科学主義というものではなく、ましてや疑似科学によって人を惑わそうというのではない。(そういうふうにとられてしまう危険性は常にあるのだが)
そうではなくて、今実際にそうであることを、そうであるように記述していくことが大事であって、それが現在の科学の言葉で表現しきれなくても、あるものはあると書いて行かなければならない。もちろん科学の言葉で記述できるように科学そのものを拡張させていければそこに整合性は生まれるが、科学と整合性がなくたってあるものはある。
呼吸を合わせるという日本人にとって単純なことが外国人には難しいということを書いたけれども、たとえば今西錦司の「今西進化論」、生物は進化する力を持っているという思想とか、川喜田二郎のKJ法における「データをして語らしめよ」という考え方、甲野善紀の古武術の術理や、少し怪しいと思われそうだが「聖地に行けばなぜパワーを感じるか」と行ったことを、実践し、記述し、解明していくことが必要なのだと思う。
科学の論理を徹底して物事を解明していくこともまたあっていいことだけど生命倫理や環境破壊などそれだけでは人間性や生態系を破壊しかねない力が科学にあることを自覚するべきだし、市場経済の徹底が経済を破壊したり、民主主義の徹底によって表現の自由が侵害されたりものが言えなくなって来るような弊害もまたあるという事実を鑑みながら、そうした方法の行きつく先に目をやる必要はある。
現代社会に生きている以上ある程度はそうしたものも受け入れていかざるを得ないし、また同時に伝統社会から続くさまざまな秩序や習俗というものもやたらと捨てればいいというものでもない。伝統的な習俗・秩序と近代的な思考、オルタナティブな方向性のそれぞれをバランスを取って生きていく生き方を示して行くことを考えなければならないが、正直言ってその三者が混乱しているのが現状で、そこにかなりの混沌が生じてきているのだと思うし、その辺を整理していかなければならないと思う。
たぶん、まず第一にその整理こそが自分の仕事なんだろう。
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