栗を拾う/なぜ物語を書くのか/自分の好きな部屋の作り方

Posted at 13/09/12

【栗を拾う】

夏の終わりなのか秋の初めなのか、両方が重なっているのを感じる季節だ。今日は妙に暑くて風がなく、鬱陶しい。でも朝は17度くらいまで下がっていたから、涼しい感じだった。寝る前にちゃんと疲れを取るために活元運動をしなくてはといつも思うのだけど、する前に寝てしまうためにいろんなところに疲れが残ったまま眠ってしまい、朝起きた時に引きずっている感じがする。そういう不快感を残したまま活動をはじめるのは気持ち悪いのだが、十分に取れないまま気合を入れて動き出してしまい、あとに何となく尾を引いてしまう。今も右腕の腱が何となく不快でキーボードを打つとき中指・薬指・小指が影響を受けるのだけど、疲れを取ることを意識しながら打っている。運転をしていて、方向指示灯を操作するときに軽くショックを感じたりはしていたが、朝からいろいろものを書いていたが万年筆と鉛筆で書いていたのであまり細かくは意識しなかったのだけど、キーボードでは指一本で一つのキーを押すためにどの指を使っているのかすごく意識するために、はっきりと認識するのだなと思った。


【なぜ物語を書くのか】

モーニングページを書いて早いうちにセブンイレブンへ行ってモーニングを買い、職場の資源ごみを出しに行って帰ってきた。今週のモーニングは面白い。面白いと言える週があってよかった。7時半過ぎにまた家の裏に草を刈りに行く。なんだかちょっともうそろそろ疲れたなあと思いながら草を刈っていたのだが、上の畑に草を積みに行ったら栗の毬がいくつか落ちていた。開けてみると、わりと立派な栗が入っているのもあった。まだあまり落ちてはいないけど、そうか栗というのはもう9月の半ばにはこうして落ちて来るんだなあと思った。もうそろそろ面倒だなあと思っていたけど、こういう自然のプレゼント、いや先祖が植えた栗なんだから先祖からの時間を超えたプレゼントということになるが、それをもらうと俄然嬉しくなってまた明日もやろうという気になる。現金なものだが、というよりも現金収入につながることではないから(祖父の代までは栗は農協に卸していたそうだが)こういう仕事は楽しいと思える範囲内でやるしかないなあと思いながらやっていたのだった。こういうプラスアルファがあるとやはり少しはやる気になる。

朝食後、部屋に戻って自分が物語を書くのと普通の文章を書くのとどっちに向いているんだろうか、なんていう益体のないことを考えたりしていたのだが、続き方とか書けるかとか考えずに少し書いてみたら何か自分が少し楽になった気がした。これは何と言うか、活元運動に似ている。はじめるまでは面倒なのだけど、やってみると楽になる。身体の平安が活元運動を通してしか得られないという感じと同様、精神の平安は物語を書くことによってしか得られないのではないか、と思った。完成させようとか、誰かを面白がらせようとかではなく、まずお話を書くことによってしか、救われない何かが自分にあるのなら、とりあえず先ず書くしかない。その先のことは、その先で考えればいい。

とはいえ少し書くとすぐ疲れが出て来るし、書いていてもなかなかアイディアが続くわけではないので、少し書いては休み、休んでまた全然関係のない話を書く、というようなことをしていた。


【自分の好きな部屋の作り方】

吉祥7-seven- 3巻 (ZERO-SUM COMICS)
天河藍
一迅社

11時ごろ出かけてツタヤへ行き、本を物色していたら天河藍『吉祥7』3巻(一迅社、2013)が出ていたので買った。それから雑誌を見ていたら『別冊フィールダー 男の部屋と収納術』(笠倉出版社)というのがあり、少し迷ったが結局買った。こういう本は女性向けのが多く、私のセンスと違うなと思うことが多かったので男向けのを買ってみようと思って買ったのだが、立ち読みした時には面白そうに感じたのだけどうちに帰ってきて読み直して見ると「こういう売り方をしたい」みたいな意図の方が目についてしまって、やはり自分の読みたい感じとは違うなあと思わざるを得なかった。結局モノマガジンとかペンとかの「画一化された個性」みたいな感じのものがどうしても多い。それから、丸善の小物売り場とか、デパートの「重厚な感じの演出」を施した売り場みたいなものと似ている感じが多く、もっとポップで楽しげだけどいるとちゃんとした家具もあって落ち着いて自分の好きなものと暮らしている感じがする部屋みたいなものはないのかと言いたくなってくる。そういう部屋ってないわけではないし海外の雑誌とか読んでいると絶対にあるのだけど、なぜ日本ではそういうのが少ないのかなと思う。

男の部屋と収納術―好きなコトに囲まれて暮らす方法、教えます。 (SAKURA・MOOK 68 別冊Fielder)
笠倉出版社

まあその辺は私の趣味ということなのかな。クラシックも嫌いではないしモードを見ているのも楽しいが基本的にはポップ系統が好きだということなんだろう。モードもクラシックも要素として取り入れてはいるけど基本がポップ好みというのは小説や古典も読まないことはないけどよりマンガが好きだというようなこととも重なるのかもしれない。それで案外ナチュラルなものが好きだし、ファンタジー系のものが好きだということとも重なる。昔は宇宙少年だったのだが最近はそれほどでもないのは、文系趣味に強く引っ張られた時期があったということなんだろう。まあ結局、自分がいいと思う部屋は自分で作るしかないんだなと思う。


堀江貴文の本を読み終わったので、読むのが少し止まっていた南場智子『不格好経営』を再び読み始める。いきなり旦那さんが癌になった話になって、話の方向性が全然チェンジした。そこからまた俄然話が面白くなり、現在178/264ページ。私が南場さんをDeNAの株主総会でみたのはもう何年前だっただろうか。あれからまたいろいろなことがあったんだなと思うとなんだかしみじみするものがある。

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