アザミのまわりには蜂が多い/ブラック企業であるかどうかのグレーゾーンはない/「テレビを見ている人たち」に向けられた本の雑誌

Posted at 13/09/06

【アザミのまわりには蜂が多い】

バランスを取りながらいろいろやっている。7時過ぎに起きてモーニングページを書いてから職場のごみ捨てに出かけ、帰りに週刊漫画タイムズを買ってきた。朝食のとき、母が塩尻の病院へ行くと言うので朝食後に駅まで送り、帰って来てから草刈りをした。ちょうど隣の家が立ち木の剪定をしていた。西の上の畑に上る道を、石垣に沿って刈って行って、ちょうど曲がり角になったところの道の真ん中にアザミがいくつか咲いていた。そこに近づいてくとだんだんそのあたりから蜂が何匹も飛び立ってきて、アザミの蜜を吸っているのかもしれないと思った。もう少し早い時間に刈ればよかったが、今日は8時45分くらいになってしまったからそのせいかもしれない。とりあえずそのあたりの草刈りは断念して、刈った分を下の畑まで運んで積んだ。東の別の畑に上る道を行ってみたら、父が作ったプレハブの書庫の入口が草で覆われていたので先にそこの草を刈った。なんだか黒い物体が草に覆われていて、そのあたりを刈ってみたら重ねられた黒いパイプの丸椅子が倒れてきた。何でこんなところにおいてあるのか分からないが、書庫にも一応出入りできるようにしておいた方がいいから、とりあえずその程度は刈った。

夏の終わりになってだいぶ草の勢いも落ちてきてはいるが、今朝はだんだん天気が良くなってきていたので草や虫たちも少し元気だったのかもしれない。その道を上にのぼって上の畑の方へ行くと、木立の下の日陰になったあたりにもかなり草が生えている。8月の中頃はまだそんなに生えていなかったので、半月でかなり生えたんだなと思い、そこで刈った草を下の畑に運ぼうかと思ったがもうすぐそこが上の畑だと思い、その分は上の畑まで運んだ。

そこの畑は最近までジャガイモを作ったりしていたのだが今年は全然手を入れてなくて、畑に入った途端にすごいことになっているのがわかったのだが、そこに草を積んでいるとやはり蜂が出てきて、まあそんなに大きな蜂ではなかったけどあまり刺されたくもなかったのでそこの作業はそれまでにして、また下に降りて石垣の周りの草を少し刈って終わりにした。

作業を終えて部屋に戻って週刊漫画タイムズを読む。今週号は面白かった。昨日読んだモーニングの停滞ぶりに比べて躍動感がある。部数的・ネームバリュー的には太刀打ちできないだろうけど、やはりいい雑誌だなと思った。

今書いている原稿をパソコンで清書して行く。まだ清書というか第一稿だが、自分としてはけっこう自分の中のいろいろなことを出したなという感じの文章だなと打ちこみながら思った。どう言うふうに売り込めばいいのかは皆目見当がつかないが、まず自分が納得できるように書いてみようと思う。


【ブラック企業であるかどうかのグレーゾーンはない】

銀行に行ってお金の出し入れをし、いちやまマートに行ったら親戚のおじさんにあった。それから足を伸ばして本屋へ行き、いろいろと物色。立ち読みした『ダヴィンチ』でいろいろ思うことがあったので買った。

面白かったのは、内田樹・名越康文・橋口いくよの『勝手に開催国づくり緊急サミット』というページで、「ブラック企業はどこまでがそうでどこからがそうでないのか」という問いに対し、「ブラックであるかどうかははっきり白黒がついているものだ」という答えだった。つまり、会社には二種類しかないという。働く人のためにやってる会社と働く人から短期的にどれだけ収奪できるのかを考えている会社の二種類だと。これはなるほどと思った。一番危ないのは「即戦力求む」という募集をしている会社で、これはつまり「社員を育成する負担はしたくない」ということだから、人間を消耗品扱いしている、という話だった。これもまあなるほどと思う。まあそういうふうに考えてみると分かりやすいが、しかしまだもうちょっと考えないと納得できないところもあるなと思った。


【「テレビを見ている人たち」に向けられた本の雑誌】

あと、どうもこの『ダヴィンチ』という雑誌が読みにくいのはなぜだろうとずっと思っていたのだけど、『永遠のゼロ』の作者百田尚樹をテレビ関係者たちが座談会形式で評しているのを読んで、正直この人たちは何を考えてどんな言動や行動をしている人たちなのかさっぱり見当がつかないと思った。百田はもともとテレビの構成作家らしいのだが、そこで出て来る事象については何を言ってるのか分からないことはないのだけど、何と言うかこの人たちの言ってることは少なくとも私の知ってる人間の話す内容ではないなと思った。ただ、こういう内容が当たり前のように取り上げられているということはつまり、この雑誌がかなり「テレビ目線」に近いところで作られている雑誌なのだと思ったのだった。

そう考えてみると、取り上げられている人もつまりは「テレビに出ている人」であることがわかる。私はさすがに壇蜜は知っていたが、本を紹介したりするプレゼンテーター的な役割として出て来る人たちがドラマに出る俳優やお笑い芸人が異様に多く、そのほとんど全部を知らない。つまり、その本の内容を知るためにその芸人自体を知らなければいけないのかと思うとそれだけでげんなりしてしまうのだということが分かった。つまり、この雑誌は、「テレビを見ている人たち」向けの本で、「テレビを見ている人たち」に「本も読んでもらおう」という趣旨の雑誌なのだということがようやく分かったのだった。だからほとんどテレビを見ない、見てもニュース番組とか『進撃の巨人』など決まった番組しかみないような私のような人間を基本的に相手にしていない雑誌なのだ。

まあ音楽雑誌を読んでて知らないミュージシャンが出て来るのは仕方ない、というかそういう情報を得るのが目的だからいいのだけど、「本の情報」を求めて読む雑誌がそういうことでは困るなあと思う。まあもちろんテレビを見ない人たちを相手にしてなくても一定の読者はあるんだろうけど、何か理解は行ったが納得はいかない感じが残ったのだった。まあそれだけマーケティングに成功していると言えるのかもしれないし、そういうふうに考えて利用すればいいというだけのことなんだろうと思うのだが。

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