伊藤和磨『アゴを引けば身体が変わる』読了

Posted at 13/09/04

【伊藤和磨『アゴを引けば身体が変わる』読了】

アゴを引けば身体が変わる 腰痛・肩こり・頭痛が消える大人の体育 (光文社新書)
伊藤和磨
光文社

伊藤和磨『アゴを引けば身体が変わる』(光文社新書、2013)読了。7月26日に読み始めているから一カ月以上かかってしまったが、とにかく読了した。なにしろへええと思うことが多く、何となくすんなりと受け入れられなくて、しばらく頭の中で認識を寝かせてからまた読み始めたりしていたので、時間がかかった。首のまわりには胸鎖乳突筋をはじめとしてたくさんの筋肉があり、足の部分には人間の身体の25%の数の骨が集中しているのだという。人間の首というものが重い頭部を支え動かすのにいかに微妙な動きを必要としているかということを思ったし、足には三つの支点があってそれを起点に三つのアーチが作られ、それがバランスと微妙な動きを支えているというのも面白いなと思った。人間の身体というものが実に精巧に出来ているということが良くわかるし、そのことをいかに知らなかったかもよくわかった。

アーティストのための美術解剖学: デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に
マール社

読み終わったあとで『アーチストのための美術解剖学』を読み直して見た。こちらには後頭下筋群が全部は描かれてなくて、これはたぶん僧帽筋の下にあるとかで表面に出て来ない筋肉なのかなと思ったり。いずれにしても人間の身体というものをいろいろな角度から知って行くのは面白い。椅子は平らな形状よりも馬の鞍の形をした方がいいとか、今まで聞いたことがないような知見がいろいろ披露されていて、へえと思って試して見るとなるほどということが多くて面白い。自分の身体観も何か固定化されかかっていたなと思い、関心が新たになった。

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