お彼岸の土曜日/HIKAKIN『僕の仕事はYouTube』読了
Posted at 13/09/21 PermaLink» Tweet
【お彼岸の土曜日】
昨日は右上の畑の草刈りを人に頼んであって、終わったときいて見に行ったらきれいになっていて真ん中に大きな草の山が出来ていた。乾いてかさが減ってきたら少しずつ燃やせばいい、という話をしていて、だんだん秋が長けて来るにつれ乾燥して来る空気を感じながら、何となく青い空を見た。
このところ朝起きるとき、起きられるんだろうかと思うくらい疲れている感じがあるのに、起きるとわりと平気で動けるというときが多いのだけど、どう言うことなんだろうか。芯の方が疲れているのか、それとも疲れているという観念に無意識のうちに縛られているということなんだろうか。
今朝は左上の畑に向けて道の草を刈る。上の方で続いている道の草を、昨日様子を見に来てくれた親戚の人がかなり刈ってくれてあって、私はそこの草をよけて平地になっている日当たりのいいところに積んだ。畑まで運ぶのは大変だが、この辺に積んでおけばちょうどいいだろう。
草を刈ってから朝食を食べて、職場に少し用事に行って、戻って来てからお彼岸なので墓参りに行った。お墓には空きスペースに生えていたコスモスを残してあったのだけどそれが見事に咲いていて、まるで植えたみたいな感じになっていた。
【HIKAKIN『僕の仕事はYouTube』読了】
僕の仕事は YouTube | |
HIKAKIN | |
主婦と生活社 |
少し休みながら、最後まで読んでなかった本をぱらぱらと読む。HIKAKIN『僕の仕事はYouTube』(主婦と生活社、2013)。著者はYouTubeでビートボックスの動画を公開し、それが評判になって勤めていたスーパーをやめ、YouTubeのパートナーとなって毎日新しい動画を公開して広告収入を上げてそれを仕事にしているという。アメリカなどではそうした形のYouTubeパートナーとして巨額の収入を上げている人もいるのだと言うが、著者も動画作成とビートボックス、スケジュール管理や打ち合わせで手がまわらなくなって、会社を立ち上げたのだという。
この本はまず第1~2章で具体的にYouTubeで成功して行った過程を、第3~5章でそうした遊びみたいな仕事をYouTubeで公開して収入を得るそういう具体的な方法について書いてあってそれはそれで面白いと思ったのだが、第6~7章では彼個人の生い立ちから彼という人間のことについて書いてあって、今日はそれを読んでいた。
なんだかそういう遊びみたいなことをして成功するというのでどんな人かと思ったら、小学生から高校生まではスキーのノルディック複合(ジャンプとクロスカントリー)競技をやっていて、スキー漬けの毎日だったのだそうだ。そういう毎日限界まで挑むような練習を続けていたことが頑張り抜くスタミナとか精神力が養われたのだそうで、やはりこういう新しいジャンルで成功して行く人は「トライして頑張る」という習慣がついている人が多いんだなと今更ながら思った。またビートボックスで注目されるようになってからテレビに出演もしたりしたそうだけど、台本通り、演出通りにやらなければならないテレビは自分のやりたいこととは違うと感じ、YouTubeでの公開を続けることにしたのだという。
こういう人たちでもテレビに出れば成功と思っている人が多いけれども、そうは考えずにYouTubeでやることを選んだというのは、「世界につながっている」ということを重視したから、ということがあったのだろう。もともとスーパーマリオの音楽をビートボックスでプレイした動画が海外で評判になったのが注目されるきっかけだったそうだから、変に作りこまれたテレビのバラエティ番組では自分のやりたいことが十分にやれないと考えるのも無理はないだろう。そうした注目のされ方でエアロスミスとの共演まで実現したそうだから、ある意味ドメスティックな日本のテレビがあまり魅力的に見えないというのもあるのかなと思った。このあたりのところを新鮮に感じたのは、やはりなんだかんだ言ってテレビという旧来型のメディアをネットなどより重視しているところが自分にもあるんだなと改めて思わされたりもして面白かった。
まあそういう新しいところもありつつ、結論として、自分の強みはぶれずにやり続けること、だから粘着質に頑固にやっていく、と言っているところが何と言うか若ものっぽくもあり、オーソドックスな成功者のようでもあって、世の中どんなに変わっても成功の基本みたいなものに変わらない部分もやはりあるんだなと妙に可笑しかったのだった。
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