アイデンティティについてのメモ

Posted at 13/08/07

アイデンティティについて少しメモ。男であること、日本人であること、などなどと考えて行くと、アイデンティティというのは本来保守的な概念であるということ。心理学というもの全般が保守的な成り立ちをしているのは当然なのだけど。

逆に言えば、どんな風なアイデンティティをもっても自由だということ。ただ、それがしっかりしている方が、その人にとっては生きやすいとは思う。アイデンティティというのは自分がどう言う人間で、何をするべきなのかということだから、言葉で説明できた方がいいし、しっかり言葉で説明できる形で決めておいた方がいいだろう。

しかし時代は変化するし、状況が同じことはあり得ないから、いちいちそのたびにアイデンティティが動揺していても大変なので、ある程度の柔軟性をもっていた方がベターだと思われる。その意味においても、アイデンティティというものを自分を拘束するものだと考えると身動きが取れなくなるが、踏みしめて跳躍する踏み台のような、大地のようなものだととらえて、その上で自由に踊れる場だというイメージでとらえておくのがいいのではないかと思う。武術で「居つく」ということが一番致命的だと言われるように、アイデンティティも「居つく」のは危険だろう。

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