体調と心理/2013都議選/妄想と「今、ここ」の感覚/『テルマエ・ロマエ』最終巻

Posted at 13/06/25

【体調と心理】

体調が悪い状態が続き、上京しても日曜と月曜の間、ほとんど家から出ずにゆっくりして過ごした。日頃の浮世の垢のようなものをなかなか落とすことができず、咳がなかなか止まらなかったが、野口晴哉『体運動の構造Ⅰ』を読み直して、咳は活元運動の一種で体を弛めようとするときに出るもの、というのを読んでかなり気持ちが楽になった。ああしてもこうしても弛まないなあとずっと思っていたので、身体が自分の力で弛めようとしてこうなっているのだということが分かるとまあ仕方がないなあと思う。

昨夜もまだ咳は出たけれども咳をしながらも眠っていたし、全体的にだいぶあちこちの過緊張は取れてきたような感じがする。自分の心理的なものもだいぶ見えてきたところがあるので、取り組み方もまた変えて行こうと思う。

【2013都議選】

日月の間の主な出来事としては、日曜の朝に都議選の投票に行ったこと。今回は税・社会保険の面での負担急増に抗議の意思を込めて共産党に投票。結果的には4位で滑り込んだので投票の意味があった。同じような人がきっとたくさんいたのだろう、共産党は議席倍増して野党第一党になった。夜は開票速報。NHKよりもMXを中心に見ていた。というのは解説が池上さんで、いろいろ面白かったため。千代田区選出の自民党都議が都議団のドンだとか、江東区に鞍替えしたみんなの党の候補がみんなの党の代議士の結婚相手だとか、全然知らなかったが江東区も案外地縁血縁選挙。


【妄想と「今、ここ」の感覚】

その影響で1時からになった『進撃の巨人』第12回を見て寝たのだが、この夜はものすごく妄想が多くてうまく寝られず、普段から実はいろいろな意味で妄想に縛られてるんだろうなあということに思い当たった夜だった。昨日の夜、少し散歩に出て桜並木の下のベンチに腰かけていたら、しばらくそこにいるうちにようやく「今、ここ」にいるという感覚が戻ってきた。桜の存在感と空気の湿った感じ。空間の広がり。普段の生活の中でそういうものが分からなくなってしまうのは、自分にとってはすごくダメージがあるんだなと思う。とはいっても、意識して空間を感じる以外に方法はないのだけど。


【『テルマエ・ロマエ』最終巻】

テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス)
ヤマザキマリ
エンターブレイン

月曜日は何もなくゆっくりしていたのだが、ついいろいろなことに集中してしまっては緊張がぶり返して咳き込むということを繰り返していた。夕方は駅前の文教堂まで行って本を見たらヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』6巻(エンターブレイン、2013)が出ていたので買った。5巻の最後でさて今後はどうなるのかと思っていたが、予想通りというか奇想天外というかの結末。作者も連載を始めたころにはこんな大恋愛ロマンになるとは思っていなかっただろうなあと思うと可笑しい。いろいろと騒動を引き起こした『テルマエ・ロマエ』も、これにて一件落着、と思いきや10月から後日譚を中心とした新連載がコミックビームで始まるという。いろいろと大変だ。(笑)

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