会田誠展／山城知佳子『肉屋の女』／『Love Want 6』

【会田誠展／山城知佳子『肉屋の女』／『Love Want 6』】

昨日は六本木の森美術館に会田誠展を見に出かけた。確かにいろいろやっていてなかなか楽しかったけどあまり量的に多すぎてちょっとげっぷが出た感もある。面白かったし、本当に何でもできる、才能に満ち溢れた人だなとは思った。やりたいことをどんどん出してやっているんだろうなと思う。刺激的ではあったしいろいろ考えることはあった。そこから何を受け取ったのかはまだよくわからないところが多いので、何か出て来たら書こうと思う。

展覧会の最後に山城知佳子『肉屋の女』という映像作品があり、これもなかなか良かった。すごく肉感的で儀式的な感じもあり、白い作業着姿の肉体労働者風の屈強な男たちと赤いＴシャツにジーンズの女たちのイメージ。闇市と海岸の洞窟。強い日差しと影。沖縄の基地と自然という感じのイメージで、やはり同じ沖縄を舞台にした『ウンタマギルー』を思い出した。

展望台から街を見下ろし、下に降りてから毛利庭園からさくら坂を歩いて花を見て、六本木通りを散策し、青山ブックセンターで本を物色。『Love Want 6』という写真雑誌を立ち読みしていたら面白い写真が多かったので買った。いったいどこの国の本なのか見たところ全然わからなかったのだが、こちらのサイトを調べてみるとどうやらオーストラリアの雑誌らしいことが分かった。このサイトにアップされている写真も掲載されていて、見ての通り本当にセンスがいい。国外だと３０オーストラリアドルとのことだが今円安になっているので、２３１０円で買ったけれども今注文するとそれより高くなることになる。洋書はアマゾンとかで買う方が安いのが普通だが、珍しいことが起こっているなと思った。

そのあとアマンドで夕食。六本木に来たのは久しぶりだったが、とても楽しかった。帰りは地元の南砂緑道公園の桜を堪能した。アートと桜の日。